〈レイヴ meets メタル〉で時代を突破し、ロックダウン最中の前作『Nothing Is True & Everything Is Possible』で全英2位を獲得してから3年。その作法をより強固に突き詰めた4人が叩き出すニュー・アルバムは、切迫感よりも解放感を高らかに鳴らす。まるでセレモニーのような冒頭曲から熱狂を煽るのはもちろん、クイーン的なスケールの“Dead Wood”もあって興味深い。
エンター・シカリ(Enter Shikari)『A Kiss For The Whole World』解放感を高らかに鳴らし、熱狂を煽ってクイーン的スケールの大きさで魅せる
