メジャー・デビュー35周年を祝福する究極のベストと三柴理のベストが同時リリース!
紆余曲折を経て〈凍結〉期間もありつつ、2006年の〈解凍〉後は大槻ケンヂ、内田雄一郎、本城聡章、橘高文彦という不動のラインナップで活動する筋肉少女帯。昨秋には結成40周年記念盤として“いくぢなし(ナゴムver. サイズ)”も発表した彼らだが、88年のメジャー・デビューから35周年を祝うこのタイミングで、メンバー監修によるオールタイム・ベスト『一瞬!』が届いた。これは全キャリアを網羅した全32曲がリマスタリングして収まったCD2枚組。新録曲としてはセルフ・カヴァーとなる“サンフランシスコ”“高円寺心中”の〈2023ver.〉に加え、完全新曲の“50を過ぎたらバンドはアイドル”も必聴だ。
また、86~89年の在籍メンバーであり、〈解凍〉後はサポートで筋少に関わるピアニスト、三柴理のベスト盤『LA PASSION』も同じタイミングで登場。クラシックからロックまで親しみやすい多様な楽曲がピアノ・ソロで披露され、筋少“キノコパワー”のカヴァーやシュトックハウゼンを取り上げた新録の4曲にも注目だ。