通算20作目は、直球でありながら、いかようにも広げられるタイトルなだけあり、哀愁がダダ漏れなメロスピ悲恋歌の“愛は陽炎”や、男女の逢瀬を少女の回想で描くムード歌謡風の“ボーン・イン・うぐいす谷”、ド派手なサウンドで人生のヒントを綴る“ハリウッドスター”など、歌われている内容は実に広範囲。そのなかで、恋から解放されることを壮大なサウンドで描いた“Falling out of love”で締めるのが粋すぎる!