50年以上も活動してきたポップ・ユニットの最新作。ケイト・ブランシェットが出演した表題曲のMVも話題になった本作は、スパークス史上最高傑作のひとつだと思う。熟練を極めたアレンジと実存主義的視座が濃厚な歌詞は知的興奮をもたらしてくれる。ダンサブルなエレポップからグラム・ロックまで、いくつもの要素を渡り歩く博覧ミュージックに拍手。