ベルセバと並び、もはや新鋭という期間を通り越し、グラスゴーを代表するバンドとなったFranz FerdinandがアメリカのSparksとコラボし「FFS」としての処女作を発表した。10年前位のことだが、フランツの1stを聴いたときの直感“直球で脳裏を刺激するというよりは、緩い変化球でじわじわと副作用がやってくる絶妙な感じ”を改めて思い出す。しかも、それそこがSparksの持つ、変化球サウンドと一致していることを本作を聴いて今更ながら痛感。グラスゴー系アーティストが隣接する国々からではなく、アメリカからの音楽的影響が強いことも再認識。コラボ作品の理想系。
〈変化球サウンド〉で通じ合うフランツ・フェルディナンドとスパークス、FFSとして放つコラボ作品の理想系と言える処女作
Hostess