近年、活動基盤を地元に置いたまま全国に名を広めんとするアイドルも多いですが、あえて上京する道を選んだのが、このWHY@DOLL(ホワイドール)。札幌の劇場型アイドル、Teamくれれっ娘!から派生したユニットとして2011年5月に活動を始め、メンバーも音楽性もリニューアルを繰り返したのちに現編成に。昨年の秋から拠点を東京に移して全国区進出をめざしている、望み高きデュオなのです!
浦谷はるな「去年の夏、都内を中心に1か月間で100本のライヴをやりきって、自分たちはまだまだやれるなって、そこで自信が持てたんです」
青木千春「北海道の外でもたくさん活動したいなっていう気持ちがそこで強くなったので、東京に出てがんばろうって。でも、東京の生活はなかなか慣れませんねぇ。朝の電車とか、もう乗れないよぉっていうぐらいでも乗ってくるんですよ」
とまあ、そんな上京エピソードを聞いただけでも応援したくなっちゃうわけですが、彼女たちの魅力はそんなひたむきさだけにあらず。キュートで親しみやすいルックスと、ハイセンスでこれまた親しみやすい楽曲、そして見どころあるライヴ・パフォーマンスという、時代は変わっても変わらない〈アイドル三原則〉を高いレヴェルでクリアしているところがまずありき。そんなWHY@DOLLのメジャー・デビュー・シングル“Magic Motion No.5”は、真夏の恋が描く切ないメロウネスを煌びやかなディスコ調のサウンドでダンサブルに染め上げていった、センチでポップなナンバー!
はるな「初めて聴いたときにビビッときて、この曲は勝負できるなって(笑)。すでにライヴでたくさん歌ってるのに、家とかでも思わず口ずさんじゃう」
千春「この曲が聴きたいから来たよ、っていう方が毎回少しずつなんですけどイヴェントに来てくださっていて、曲自体を好きになって来てくれる人がいるんだなって思いました」
はるな「メジャー・デビューではあるんですけど、インディーズから数えると5枚目で、ちはるんのパートで〈5度目のチャンスキタ!〉っていうところがあるんですけど」
千春「(手の平を出しながら)そこはいつも思いを込めて歌ってます(笑)。5回目でやっとメジャーだ!っていう、こんな素敵な曲でスタートが切れてうれしいです!」
11月11日には東京・リキッドルームでのワンマン・ライヴを開催。勢いづいているWHY@DOLLがこれからめざしていくのは?
はるな「まずはライヴに観に来てくれる方を増やしていくのが大事だなって。これからも自分たちを磨いて、パフォーマンスを高めていって心を動かす歌を届けていきたいですね」
千春「それからどんどん大きな会場でやれるように。いつかはドーム……何年かかってもいいので、そこは目標です!」