音楽ディレクター、評論家として活躍する柴崎祐二の最新刊。「ミュージック・ゴーズ・オン~最新音楽生活考」の著書や、シティポップ関連のディスクガイドの編著で知られる柴崎氏。本作はポップミュージックの展開に隠れた過去の音楽の復権、つまりリバイバルに焦点をあてたユニークな一冊である。ブルース、フォーク、ロック、レアグルーヴ、ヒップホップ、ソフトロック、渋谷系、シティポップ、アフロビート……さまざまなジャンルの復権の現象を読み解くことにより、ポップミュージックにおける〈過去〉の再定義を試みる。ディスクガイド、辞書的な面もあり多角的に楽しめる一冊となっている。
柴崎祐二『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす 「再文脈化」の音楽受容史』レアグルーヴ、渋谷系、シティポップなど様々なジャンルの復権の現象を読み解く1冊
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