レーベル20周年を数えるOILWORKSを拠点としつつ、MUROをはじめとする数々の面々とコラボし、先頃はOZROSAURUSやOMSBにトラックを提供するなど変わらぬ活動の続くOLIVE OILが、久方ぶりのソロ・アルバムを完成。ラッパーとのコラボ作に顕著だったジャジーな肌合いはここでも温かさ抜群。亡きFebbとの“MURDER ONE”や、柊人の影のある歌に寄り添う“あなたがいいと”で見せる、客演に上気したかのようなウワネタのグルーヴがいびつに醸し出す個性も健在だ。アーロン・チューライの鍵盤も相まった“TO BE CONTINUE SHAKE FINGA”は甘美にトロける逸品。