44週もUKチャートに居座った、スティーヴ・レヴィン総指揮による完璧な処女作。サルサやスカ、ルンバなどを高度なテクで融合しながら、それを素知らぬ顔してポップに鳴らしているところが凄い! ラヴァーズ・ロック名曲“Do You Really Want To Hurt Me”はここに収録。
ラテン/カリブ色も残しつつ、この2作目では端々にゴスペル様式のコーラスを用いてモータウンやフィリー・ソウルへ接近。なかでも後にデヴィッド・ゲッタがリミックスする“Miss Me Blind”での、アイズレー・ブラザーズ“That Lady”風なギターに度肝を抜かれました。
過去2作の集大成として位置付けたい、多彩なリズムとアレンジが楽しい3作目。MJ“Billie Jean”を意識したと思われる冒頭曲や、カリプソチックな反戦歌、ドゥワップなど粒揃い。ポップスターならではの苦しみを題材にした曲が多く、ジョージの悩ましい歌声が魅力的です。
93年発表のベスト盤。ペット・ショップ・ボーイズ製の電子バラード“The Crying Game”、ジーザス・ラヴズ・ユー名義によるディープ・ハウス“After The Love”、PMドーンとの幻想的なオーガニック・ポップ“More Than Likely”ほか、90年前後の楽曲が聴きどころ。
2001〜2009年に録り溜めていた楽曲集。プロデュースを務めたのは、ハッピー・ハンドバッグ・ブーム時にもDJとして活動を共にしたキンキー・ローランドです。フィルター・ハウスやロッキン・エレクトロなど大バコ映え必至の狂乱トラックばかりで、その刹那な輝きが妙に切ない。
【OTHER DISCOGRAPHIC】
■ CULTURE CLUB
・From Luxury To Heartache(1986)
・Don't Mind If I Do(1999)
■ BOY GEORGE
・Sold(1987)
・Tense Nervous Headache(1988)
・Boyfriend(1989)
・Cheapness And Beauty(1995)
・U Can Never B2 Straight(2002)
・This Is What I Do(2013)
■ JESUS LOVES YOU
・The Martyr Mantras(1991)
■ MIX
・Galaxy Weekend(1999)
・Galaxy Mix(1999)
・ BoyGeorgeDJ.Com(2001)
・Lucky For Some(2001)
・Something Old Something New(2002)
・A Night Out With Boy George(2002)
・A Night In With Boy George(2002)
■ COMPILATION
・Icon: Culture Club
・Essential: Culture Club
・Gold: Culture Club
・Collect: 12" Mixes Plus
・This Time: The First Four Years
・The Unrecoupable One Man Bandit
・The Hits Collection