KHRUANGBIN
ライヴ・アルバム・シリーズがついに完走!

 2023年を通じてライヴ盤を連続リリースしてきたクルアンビン。この試みは世界的な制限が緩和された2022年のツアーで計画され、久々にオーディエンスと通じ合った瞬間ごとの体験を記録するべく、写真やフライヤーなども含めてパッケージされた連作だ。まず、クルアンビン&フレンズ名義の『Live At Stubb’s』は、2022年9月に地元のテキサス州オースティンで行われた4日連続公演から、ケリー・ドイル、ルーベン・モレーノ、サファーズ、ロバート・エリスのパフォーマンスを収録。ヌバイア・ガルシアとの第2弾『Live At Radio City Music Hall』は3月のNY公演を収めたもの。第3弾『Live At RBC Echo Beach』はメン・アイ・トラストを迎えた8月のトロント公演から。さらにトロ・イ・モワ(とマットソン2)を迎えた第4弾『Live At The Fillmore Miami』は5月にマイアミで収録。そしてラストの第5弾がクルアンビン単独での『Live At Sydney Opera House』で、これは11月に3日間行われたシドニー・オペラ・ハウス公演を収めたもの……と、改めて現場の空気を吸収した彼らだけに、そろそろスタジオ新作にも期待したい。

左から、クルアンビン&フレンズの『Live At Stubb's』、クルアンビン&ヌバイア・ガルシアの『Live At Radio City Music Hall』、クルアンビン&メン・アイ・トラストの『Live At RBC Echo Beach』、クルアンビン&トロ・イ・モワの『Live At The Fillmore Miami』、クルアンビンの『Live At Sydney Opera House』(すべてDead Oceans/BIG NOTHING)