「T2 トレインスポッティング」の主題歌に起用された2017年に彼らを包んでいた狂騒からは離れつつ、やはりこのバンドは尖っている。ディスコにポゴを起こすダンス・パンクはもはや不要と言わんばかりに、この4作目ではクラウトロック勢やカンタベリー系を想起させるジャジーなアヴァン・フォークを探求。わかりやすく過激でないぶん、得体の知れない不穏さが隅々に漂っている。