約4年ぶりのアルバムは、2ビートを盛り込んだ“シカバネーゼ”や渋谷系テイストな“Invisible letter”など、各メンバーの作風/個性を発揮しながら、心を掴むアンサンブルも健在。名ミディアム“夢落ち”に至るまで、全編を包み込む強烈なメランコリーに、〈これぞプラ!〉と快哉を叫びたくなる。そんなセルフ・タイトル作が、結成30周年に産み落とされたことが、とにかく美しい。