松任谷正隆の1stアルバム『夜の旅人』が、本日8月21日より各種音楽ストリーミングサービスにて解禁された。

『夜の旅人』は、松任谷正隆が1977年に日本クラウンのPANAMレーベルからリリースした唯一のソロアルバム。松任谷正隆が作曲・編曲を行い、全曲の作詞を妻である松任谷由実が務めたアルバムとして有名な一作だ。

本作のレコーディングメンバーにはティン・パン・アレーの林立夫(ドラムス)、細野晴臣(ベース)、鈴木茂(ギター)らが参加しているほか、“荒涼”では大貫妙子がゲストボーカルを務めている。

『夜の旅人』の配信解禁にあわせて、松任谷正隆からのコメントも到着している。

50年近く前のアルバムなのに、つい昨日のことのように思えます。

発表した当時はしっくり来なかったんですが、なぜか最近になって違和感を覚えなくなりました。

これをどう考えるか・・・難しいところです。

豪華面々が参加し、シティポップ黎明期の隠れた名盤としても知られる『夜の旅人』。未聴のリスナーも往年のファンも、この機会にぜひ作品に酔いしれてほしい。

 


RELEASE INFORMATION

松任谷正隆 『夜の旅人』 PANAM(1977)

リリース日:1977年11月25日
配信リンク:https://lnk.to/yorunotabibito

TRACKLIST
1. 沈黙の時間
2. 荒涼
3. 煙草を消して
4. 霜の降りた朝
5. もう二度と
6. 気づいたときは遅いもの
7. 乗り遅れた男
8. Hong Kong Night Sight
9. 夜の旅人

 


PROFILE: 松任谷正隆
1951年、東京都生まれ。作編曲家、音楽プロデューサー。1974年、慶應義塾大学文学部卒。4歳からクラシックピアノを習い始め、14歳の頃にバンド活動を始める。20歳の頃、プロのスタジオプレイヤー活動を開始し、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレーを経て数多くのセッションに参加。その後はアレンジャー、プロデューサーとして松任谷由実、松田聖子、ゆず、いきものがかりなど多くのアーティストの作品に携わる。1986年には音楽学校〈MICA MUSIC LABORATORY〉を開校。ジュニアクラスも設け、子供の育成にも力を入れている。松任谷由実をはじめ、JUJU、平原綾香など様々なアーティストのコンサートやイベントの演出も務め、映画や舞台音楽も多数手掛ける。2021年よりSKYEに参加、2024年7月に2ndアルバム『Collage』をリリースした。

また、日本自動車ジャーナリスト協会にも所属し、長年にわたり「CAR GRAPHIC TV」のキャスターを務めるほか、日本カー・オブ・ザ・イヤーも選考委員でもある。FMラジオのレギュラー番組として、TOKYO FM「松任谷正隆のちょっと変なこと聞いてもいいですか?」(毎週金曜日17:30〜)が絶賛放送中。
PANAMレーベル YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@panamlabel