アシッド・ジャズ時代を拓いたパイオニア的なロンドンの集団が、オリジナル作としては『:4』(96年)以来となる28年ぶりの新作を完成! ロブ・ギャラガーの語りとヴァレリー・エティエンヌの歌を軸に当時の演奏陣が集結し、かつての知性に円熟の貌も加えてクールなグルーヴを紡ぎ上げる。ウォー使いの“Circles Going Round The Sun”を筆頭にファラオやロイ・エアーズ、ミルトン・ナシメントを取り込む美意識は変わらず、同時に初期曲“Power And Glory”のジェイソン・ヤードを交えたリメイクやエディ・チャコンのカヴァー“Pleasure, Joy & Happiness”で時代に円環を描く様も見事な傑作。素晴らしい!