Phoebe Bridgersが主宰するレーベル〈Saddest Factory〉に所属するバンド、MUNAのリードシンガーによる初ソロアルバム。MUNAのキャッチーなポップサウンドは落ち着き、フォークやアコースティックな楽曲を多数収録しています。彼女が敬愛するアーティストのひとり、Mitskiをフィーチャーした“As Good As It Gets”では抒情的で美しいハーモニーを奏でています。バンドで培った経験を活かしつつ、ソロだからこそできる繊細な音像を堪能できます。凛とした佇まいやパフォーマンスに深みを感じる、彼女のキャリアの礎となるであろう1枚です。

石田真生(TOWER VINYL梅田店)
intoxicate 2024 December

 


シンセ・ポップな3人組ムナのメンバー、ケイティ・ギャヴィンのファースト・ソロ作。フォークをルーツにトラックメイキングも駆使する現代的なシンガー・ソングライターの才気をインディー・ポップなサウンドと共にアピール。加えてムナの盟友、ジョゼット・マスキンの空間系のギター・プレイも聴きどころだ。今後、ギタリストとして頭角を現していきそうな予感!