同じ「水曜日のダウンタウン」発の豆柴の大群と都内某所が合流する形で誕生したグループの、現名義でのファースト・アルバムが完成。前身からの持ち味となる“HiGH HOPES”のようなシンガロング系のロック・ナンバーやコミカルなダンス・チューンなど内容の幅広さは言わずもがな、アーバンな“現実逃避”やメランコリックな色合いの“Make it blur”やテクノ・ポップの“Bye Bye”などクールな聴かせる系の曲で従来のカラーにこだわらないモダンな側面も充実させているのが素晴らしい。そんななかラストに置かれた“Walk”は力強い歌唱で往年のWACK色も引き寄せたようなエモーショナルな名曲だ。