繰り返す思い出、2022→2023年のWACKディスコグラフィー
1月から始まった12か月連続シングルの最終弾。数々の名曲を生み出してきたJxSxK×松隈ケンタのタッグによってこれまでの集大成的なサウンドを聴かせている(MVも泣ける!)。カップリングの“CALL ME AGAiN”は制作陣の往復書簡のようなドラマティックな一曲に。
TV番組「水曜日のダウンタウン」から生まれた第2弾グループ。クロちゃん作詞、BACK-ONのKENJI03ことHi-yunkが手掛けたこのデビュー・シングル以降、紆余曲折を経て現在はミク、キノ、イズキの3人組に。6月の“LiKE OR LOVE”までコンスタントに配信を重ねています。
前年のオーディションを受けて誕生したWACK初の男性グループによるファースト・アルバム。原田茂幸やYohji Igarashi、友成空らが硬軟ざまざまな楽曲を提供し、なかでもPecori(ODD Foot Works)を起用したラップ曲が新機軸に。大森靖子の“Vibes Vibes”も光る。
前年12月のカエデフェニックス脱退とオーディションに伴うメンバー加入を経て、6人組として完成したメジャーでのセカンド・フル・アルバム。新たな代表曲となりそうなHi-yunk作の“MUST GO”をはじめ、清竜人や須藤寿、大森靖子ら豪華な作家陣による楽曲が並んでいる。
前年11月リリースのファースト・アルバム『xYZ』を、その時点で休養中だったmidorikoのヴォーカルを加える形で丸ごと収録した、いわば完全体ヴァージョンの一枚。それに加えて、メンバーも作詞に関与したフィルター・ハウス調の新曲“Secret Secret”もボーナス収録!
有終の美でチャート1位を記録したラスト・シングル。吉井和哉の書き下ろしをTHE YELLOW MONKEYが演奏するという贅沢な作りはラストならでは。カップリングで披露するイエモンのカヴァー“SPARK”も、“スパーク”で始まったグループの最後と思えば感慨深いところか。
アユニ・D加入というエイプリルフールの宴も経て届いた2作目。Seihoによる問答無用の“ANSWER”を筆頭にドラムンベースの“メトロノーム”などさらに振り幅を広げる一方、アヴリル系のロック“FIRST STEP”や小気味良い“Darling”など人間味に溢れた楽曲が温かい印象を残す。
前年のメジャー・デビュー・シングル“Hyper Cracker”の路線をさらに突き詰めたEP。マキシム(プロディジー)による原曲を元にしたというリード曲の“TOXiC iNVASiON”、ガバの“SEXUAL CONVERSATiON”などハードな面をパンキッシュに引き出したトラックがハマっています。
およそ4年ぶりとなったアルバムで、オリコン/ビルボードで初のNo.1を獲得! SCRAMBLESと組んだ体制を集大成するかのように、多様な歌唱の編成とカラフルなアレンジが入り交じった好盤に仕上がっています。7月には新曲“Traumerei”などを含むスペシャル版も登場。
DISH//の橘柊生が全面プロデュースを手掛けたファースト・シングル。いずれもメンバーのシュンジが作詞に関わり、アッパーで明るい表題曲も大人びたカップリングの“間違いLADY.”も今後を期待させる出来だったが、リリース直後にグループが解散するという事態に……。
解散の前日にリリースとなったベスト・アルバム。BD付きやDVD付きなど複数の形態で登場しますが、共通して収録されるのはファン投票によって決定した上位曲の数々と、“オーケストラ”“プロミスザスター”“スパーク”などの代表曲を現在のコンディションでレコーディングし直した新録ヴァージョンの6曲です。なお、9CD+3BDから成るピザボックス入りの〈コンプリート盤〉には8年間でリリースしてきた全144曲がフル収録され、昨年12月の代々木競技場第一体育館における〈世界で一番綺麗なBiSH〉や今年1月の日比谷野音における〈BiSH解散パーチー 中夜祭〉のライヴ映像、さらには全MVやメイキングも網羅されたとんでもない豪華盤になっていますよ!