柏木由紀のWACK体験はいよいよ第2章へ突入! 今度はユキ・レイソレの名で各グループに加入した驚愕の七変化シングルがリリース。WACKメンバーたちを交えた対談という形でその深層を紹介しましょう!

 AKB48の中核メンバーとして活躍する一方、WACKの渡辺淳之介がプロデュースする今年3月のソロ・シングル“CAN YOU WALK WITH ME??”で新たな魅力を発揮した柏木由紀。その成果を受けて、彼女がユキ・レイソレの名でWACK所属の7グループに加入するという仰天の発表も続いたものの、病気の治療に伴う一時休養もあってプロジェクトは延期に。その後はAKB48での久々のシングル“根も葉もRumor”も経て、このたび〈柏木由紀なりのWACK〉が満を持してのリスタート――松隈ケンタがサウンド・プロデュースを手掛ける各グループのシングル7枚が同時リリースとなりました。しかも、それらに付く投票券でWACKメンバーが〈VOTE!! WACK SELECT 7〉なる総選挙イベントを行い、その上位7名+ユキ・レイソレから成る新グループを彼女自身がプロデュースするという、次の展開も見据えた状況になっています。今回はユキ・レイソレに加え、ネオ・トゥリーズ(BiS)、ミユキエンジェル(豆柴の大群)、ココ・パーティン・ココ(GO TO THE BEDS)、月ノウサギ(PARADISES)、ユメカ・ナウカナ?(ASP)も交えて話を訊きました。

 

自分ではわからないです

――柏木さんと各グループが接する機会はどれくらいあったんでしょう。

ココ・パーティン・ココ「最初の顔合わせでYouTubeで対談させていただいたのと」

ミユキエンジェル「MV撮影と。この取材が3回目ぐらいですね」

――MV撮影もぶっつけ本番みたいな?

ユキ・レイソレ「そうですね。私のお休みがあったので、練習も一緒にはできなくて、全部そのMV撮影の当日に初めて合わせるという」

ココ「振りを事前に覚えてきていただいて、MVでダンス・シーンのあるグループはその場で揃えて、みたいな形でした」

ココ・パーティン・ココ(GO TO THE BEDS)

――撮影現場で話せる時間はありましたか?

ユキ「グループによりけりでした(笑)。GO TO THE BEDS(以下GTTB)の現場は待機とかも多かったから、みんなで輪になって雑談したり」

ココ「やっぱり、特に私や(キャン・GP・)マイカは昔からAKB48さんが大好きだから、いろいろ興味津々っていうか(笑)。いつもどうやって撮影しているのかとか、いっぱいお話させてもらったりして、おもしろかったです」

ユキ「違いがいっぱいあるので、そういうのがおもしろくて、いっぱい話しましたね。逆にBiSHは互いに干渉しないというか、それはそれで意外と心地良かったし、グループそれぞれ違いました。ASPとかはわりと新しいグループだから、私から興味を持って質問したり。〈どうやって入ったんですか?〉とか」

ユメカ・ナウカナ?「いろいろお話していただきました!」

ユキ「で、BiSは1秒で撮り終わるMVだったんで、やっぱりいちばん喋れてない(笑)」

ネオ・トゥリーズ「はい。ガーッて動いて終わって(笑)」

ユキ「そうなんです(笑)。もっと話したいんですけどね。まだ人見知りを発揮してます」

――お互いに人見知りですもんね。

ネオ「確かにそうです」

ミユキ「ホントに話せない(笑)」

ユキ「お互い気を遣って〈何かすみません〉みたいな(笑)」

ネオ・トゥリーズ(BiS)

――遡れば、そもそもユキさんのレコーディング自体は4月に終わっていたんですよね。

ユキ「あっ、はい。1日で全曲録って」

ミユキ「凄すぎ(笑)。ホントに凄い」

ネオ「いや~、考えられない」

――他の皆さんの歌録りはいつ頃?

月ノウサギ「私がWAggにまだいて、戻る前の一発目ぐらいのお仕事だった気がします」

ココ「だよね。夏前ぐらいだったかな」

ネオ「もうそんな経ったんだ」

――ユキさんのYouTubeで松隈さんとレコーディング当日の感想を話されてましたが、完成した7曲を聴いてみて、改めて自分ではどのグループにハマってると思いますか?

ユキ「えっ、めっちゃ難しい(笑)。曲を聴いてMVを全部観ても、それぞれのグループに馴染んでるのか、浮いてるのか、目立ってるのか、自分ではホントにわからなくって。無理がないのはPARADISESがやっぱり、曲調とか振付けとか衣装の感じがAKB48でやってきたものに近くて、そのままでイケたっていう感じですね。逆に曲で難しかったのはASP。早口のラップみたいなのとか、まったくやったことない要素が多くって……みたいな感じですかね。でも、第三者が見てどうなのかは本当にわからないです(笑)」

月ノウサギ(PARADISES)

新しい自分が出せて

――確かに“柏木由紀なりのPARADISES -夏のバカヤロー-”はとりわけ自然な感じに思えました。

月ノ「嬉しいです。WACKの良さとアイドルらしさがいい感じに詰まった楽曲だし、歌詞もWACKでは珍しい恋愛系で。でも、渡辺さんに伺ったら、ストーカーの歌詞らしくて」

ミユキ「ストーカーなの?」

月ノ「サビで〈好きだよ~〉ってコーラスが入るんですけど、〈これ、意味合い違ってくるな〉とか、爽やかだけど意外と裏がある歌詞なんです(笑)」

ユキ「そうだったんだ! 知らなかった! 確かに〈どんどん距離離れてく 僕は必死詰めて行く〉って、怖っ(笑)」

――MVもストーカー目線だと思うと嫌ですね。

月ノ「パンチラがテーマのMVなので、ちょっと通ずるところがあるかもしれない(笑)」

――ともかく、振りも含めていちばん可愛い雰囲気です。

月ノ「振付けもメンバーでやらせていただいたんですけど、今回は柏木さんも一緒にやるってことで、サビの手数を増やしたりとか、いい感じにお互いの良いところを全部出せるような見え方にできたらいいなと思って、制作させていただきました」

――順番に伺っていきます。“柏木由紀なりのBiS -ANYTiME ANYTHiNG-”はパンクな雰囲気になっていますね。

ネオ「はい、曲自体はもう〈ザ・BiS〉みたいな感じで、止まらないで走り続ける感じが表現されてるんですけど、ガツガツ系で背中を押すんじゃなくて、〈君なら大丈夫だよ〉みたいな優しい言葉で背中を押してくれるような、凄くいい曲です。だから、この曲を柏木さんと一緒に歌えるのがホントに嬉しくて。振付けとかもそのまんまのBiSで、いつもと変わらないBiSを届けるなかに柏木さんがいる感じで、一緒のグループでやっているのを考えて作りました」

――松隈さんは〈BiSの曲がいちばん合ってる〉って仰ってましたね。

ユキ「はい、皆さんの声を後から聴いたら、確かに合ってる気がしました。BiSの皆さんは歌がホントに上手なので、最初に私だけレコーディングした時は〈大丈夫かな?〉って緊張があったんですけど、出来上がりは自分でもわりといい感じというか(笑)、AKB48では出してない自分の歌声で。BiSの楽曲に引っ張られて新しい自分が出せて、ちょうどフィットしたのかなって思います」

――振付けも元気でいいなと思いました。

ネオ「はい、ゆきりんさんの自己紹介する時のポーズを繰り返し入れたりして」

ユキ「え?」

――〈寝ても覚めても~〉の動きを。

ユキ「ホントだ! いま気付いた!」

ネオ「モンちゃん(チャントモンキー)が考えてくれました」

ユキ「嬉しい。いま知りました(笑)」

ミユキエンジェル(豆柴の大群)

――振付けもそれぞれのグループでやられているんですね。“柏木由紀なりの豆柴の大群 -ずっと気になるズッキーニ-”は?

ミユキ「豆柴はナオ・オブ・ナオとハナエモンスターが振付けを考えてくれていて、AKB48さんに寄せたアイドルらしさとか、ツーステップを入れたりしています。あと、私たちは振付けで〈ダサカワイイ〉をめざしているので、それも表れているかなって(笑)。作詞はアドバイザーのクロちゃんなので、独特でキャッチーな歌詞になっていて、柏木さんに向けて書いたそうなので、そこも注目してほしいなって思います」

――そういえば豆柴は48グループの方々との対バンツアー〈豆柴48〉もありますね。

ミユキ「あっ、そうです。東名阪で12月に。めっちゃ楽しみです」

ユキ「出たかった~」

ミユキ「ですよね、一緒にやらせていただけたら嬉しかったです!」

ユキ「まあ、気付いたら若手メンバーに決まってましたね(笑)」

――それは仕方ない(笑)。では、“柏木由紀なりのASP -AGAiNST THE WORLD-”はどうですか。

ユメカ「はい、基本的にASPは〈多数派の意見よりも自分の意志を持って進んでいこう〉みたいな曲が多くて。今回も〈自分の意志で未来を決めようぜ〉みたいな強気の歌詞になっています! たぶん柏木さんは〈甘いキャンディぶっ飛ぶほどメルシー〉みたいなことは歌わないだろうなと思って(笑)。でも、レコーディングで松隈さんから〈柏木さんは指示されるよりも先にこの歌い方ができてたんだよ〉とお伺いして、〈私もがんばらないと!〉って思いました!」

ユキ「いえいえ(笑)」

ユメカ・ナウカナ?(ASP)

ユメカ「新しいことでも柏木さんは凄く素晴らしく歌っていらっしゃるので、素敵な曲になりました。振付けはメンバー全員で考えたんですけど、〈もし僕が神になったらもっとマシさ〉とかナルシストみたいな言葉が出てくるので、ちょっとナルシストっぽく銃を自分の頭に突きつけるポーズをしています。ASPはとにかく初めて観た人でも真似できる超わかりやすい振付けを心掛けているので、今回もそのスタンスは変えず、簡単でみんながすぐ楽しめるような振付けにしました」

――MVは品川ヒロシさんが監督ですね。

ユキ「はい。監督していただきました。バイクに乗ったり」

ユメカ「雨が降ったり、花火があったりとか。日本刀や2丁拳銃を持った柏木さんもあるし、もう観どころ満載で凄いことになりました!」

――はい。そして“柏木由紀なりのGO TO THE BEDS -TRUE SONG-”です。

ココ「はい。これは全編ディストーションが掛かっていて、ダークなGTTBらしい雰囲気が前面に出た曲になっております。たぶん他のグループとは違って、〈お前らそれでいいのか?〉ってケツを叩かれるような自分たちに向けた辛辣な歌詞が多いので、ゆきりんさんに歌っていただくのは凄く気が引けるところもあるんですけど(笑)」

――まあ、〈老〉とか〈若〉とかに巻き込むのも失礼な話で(笑)。

ココ「そうなんですよ(笑)。GTTBの最初の衣装に〈老〉って書いてあって」

月ノ「PARADISESは〈若〉って書いてあるんです(笑)」

ユキ「え~、凄い!」

ココ「そういうイジられ方をして」

月ノ「イジられ方(笑)」

ココ「でも、ゆきりんさんは長くアイドルやってきて、私たち以上に大変なことが絶対あったと思うし、このタイミングで新しいことに挑戦するハングリー精神はGTTBの曲に逆に合っているのかな、みたいに思う部分もあったりして。ゆきりんさんがこういう泥臭い曲を歌うことってなかなかないと思うので、ゆきりんさんの込み上げる気持ちが私たち6人と一緒に合わさって伝わったらいいなって思います」

――凄く馴染んでる印象でした。

ココ「めっちゃいいですよね」

ユキ「ホントですか。でも出来上がりを観たら、もうちょっとやれたなと思いました(笑)。みんな自分を出すことに慣れてるから、ちょっとまだまだ。そこだけは後悔ポイントですね。みんな凄かったです」

大事な曲になりました

――最初に伺った質問にちょっと戻るんですけど、歌詞の面でユキさん自身が感情移入しやすかった曲はどれでしょうか。

ユキ「これはタイミングもあるんですけど、“柏木由紀なりのBiSH -BAD TEMPER-”ですね。最初にレコーディングした春の時は松隈さんにも〈BiSHは陰な感じなので〉って言われて、自分の性格があんまり陰じゃないので難しいなと思ってたんですけど、手術が決まってからたまたまシャッフルでこのBiSHの曲が流れてきた時に〈凄い自分に合ってる!〉ってなって、渡辺さんに〈いまこの曲が私の応援歌です〉みたいに初めてLINEしました。最初は他の曲のほうがすんなり入ってきたんですけど、病気を経て、この“BAD TEMPER”に背中を押してもらいました。大事な曲になりましたね」

ココ「素敵」

――この場にいない方々の曲を話していただけるバランス感覚も素敵ですね(笑)。

ユキ「いや、そこまで考えてない(笑)」

――では、“柏木由紀なりのEMPiRE -時間が足りない-”についてもお願いします。

ユキ「EMPiREはダンスに特化してたり、カッコ良いイメージがあって、ダンスが苦手なので大丈夫かなと思ってたんですけど、今回はダンスよりも歌がベースというか、そこまで激しくない曲で。歌詞の量もそんなにないし、サビは全部同じで、渡辺さんは〈これがTikTokでバズってほしい〉って言ってたんですよ。ただ〈時間が足りない〉っていうフレーズが残ればいいみたいな」

――このMVだけお休み前の体調が良くない時期に撮影されたんですよね。

ユキ「そうなんです。いちばん辛い時期で申し訳なかったんですけど、EMPiREの皆さんは現場でも何かプロの集まりって感じがしました。ダンスも〈こういったほうがいい〉とか〈こっちに変えない?〉とかみんなで話し合ってて、入るのに凄いドキドキしました」

――とはいえ、最初に〈浮いてるのか、馴染んでるのか、自分ではわからない〉と仰ってましたけど、7グループとも全然ゲストっぽくなく馴染んでるし、集団の一部にも見えるけど目立ってる印象でした。

ユキ「えっ、それはいちばん嬉しいかもです。馴染みたいし、でもやっぱりちゃんと目立ちたいし(笑)」

――歌割も特別にフィーチャーされるんじゃなく、メンバーとしてのソロ・パートが立ってる感じで良かったです。

ユキ「それがそのまま伝わったらいいなって思います。ホントに、ちょうど良く全部のグループに入れていただきました(笑)」

月ノ「ありがたいです」

ネオ「ありがとうございます」

――こうやって7作品が出て、投票が終わった12月27日には柏木さんプロデュースの新グループが決まるわけですね。

ココ「4年前に〈WACK総選挙〉っていうのをやらせていただいてたんですけど、今回は本家のゆきりんさんがプロデュースするグループを作る選挙ってことで、AKB48さんを真似て選挙ポスターも撮っていただきました。ゆきりんさんからWACKを知ってくださった方も投票していただけると思うので、どういう7人が選ばれるのか予想つかなくておもしろいんですけど」

――ココさんは前回11位でしたが、当時からWACKメンバーの数も倍ぐらいになっていますよね。

ココ「そうなんですよ。あの時、11位に食い込めたのは凄く嬉しかったんですけど、流石に40人ぐらいに増えてWACKもだいぶ変わったなかで、自分の順位が出るのは恥ずかしいですけど(笑)。ゆきりんさんは憧れの存在なので、もちろんチャンスがあればがんばりたいです」

――他の皆さんはいかがでしょう?

ユメカ「もちろん入りたいです! だって、ずっとTVで観てきた柏木さんがプロデュースしてくださるんですよ! 私はASPのMVで虫も喰ったし、もう怖いものなしなんで、絶対入りたいです!」

ミユキ「総選挙をすることなんてないので、めちゃくちゃ不安だし、ココさんも言ったように順位が出ちゃうのは怖いなって思うんですけど(笑)。でもやっぱり、柏木さんにプロデュースされたいし、選ばれなかったとしても、どんなグループになるかめちゃくちゃ楽しみです」

――ちなみに、総選挙の大先輩である柏木さんからアドバイスするとしたら?

ユキ「いやいやいやいや。何してたかな? でも、マイナスなことを発信しないということは決めてましたね。いかにこの選挙が大事かっていうのをファンのみんなに伝えて、〈一緒に楽しみましょう〉みたいな気持ちでやってました。でも勝手が違うと思うので。しかもそれで選ばれて、最終ゴールが私のプロデュースっていうのは、ちょっと申し訳ないなっていうのはある(笑)」

ユメカ「そんな!」

ユキ「ホントに。そんなのを賭けて総選挙なんて申し訳ないなって思っちゃいます」

ネオ「ご褒美ですよ」

ユキ「でも、やっぱり頭を使うほうがいいと思います、選挙は(笑)」

ユメカ「やっぱそうですよね」

ミユキ「メモメモ(笑)」

――結果はともかく、開票イベントでは単純に曲の披露も楽しみですよね。

ユキ「はい、全曲やります」

月ノ「めっちゃ楽しみです、ライヴも」

ミユキ「早く観たい」

ココ「いろいろ盛り沢山ですけど、皆さん楽しんでいただければと思います!」

左から、柏木由紀の2021年のシングル“CAN YOU WALK WITH ME??”(キング)、AKB48の最新シングル“根も葉もRumor”(You,Be Cool!/キング)

 

かつて〈WACK総選挙〉と絡めてリリースされた2017年のコンピ『WACK & SCRAMBLES WORKS』(avex trax)

柏木由紀なりのBiSH -BAD TEMPER-

BiSH 『柏木由紀なりのBiSH -BAD TEMPER-』 キング(2021)

 アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・Dの6人から成るBiSH。ユキ・レイソレを迎えた“BAD TEMPER”は、グループの一員としてしっくり一体化したユキの個性がエモーショナルな楽曲にスムースに馴染んでいます。好マッチングぶりはキメのパートを彼女が任されたカップリングの“オーケストラ”でも変わらず、そちらも聴きモノです。

 なお、BiSHとしては今回のシングルに前後して、今年の元日より配信したメモリアルな映像作品「BiSH presents FROM DUSK TiLL DAWN」をBD/DVDでリリースします。もちろんアユニによるPEDROの『後日改めて伺います』、アイナ・ジ・エンドの『THE ZOMBIE』というそれぞれの新作もお忘れなく!

12月1日にリリースされるBiSHの映像作品「BiSH presents FROM DUSK TiLL DAWN』(avex trax)

 


柏木由紀なりのEMPiRE -時間が足りない-

EMPiRE 『柏木由紀なりのEMPiRE -時間が足りない-』 キング(2021)

 YU-Ki EMPiRE、MAYU EMPiRE、MiDORiKO EMPiRE、MAHO EMPiRE、MiKiNA EMPiRE、NOW EMPiREの6人から成るEMPiRE。ユキ・レイソレを迎えた“時間が足りない”も彼女たちらしいアップビートで未来的なダンス・トラックに仕上がっていて、呪文のように繰り返されるフックもクセになる感じ。カップリングには大名曲“ピアス”の7人版が収録されています。

 なお、EMPiREとしては、今回のシングルに先駆けて待望のサード・フル・アルバム『BRiGHT FUTURE』をドロップしたばかり。突貫ダンス・チューンに止まらないヴァラエティー豊かな力作となっているのでそちらもチェック必至です。この記事が出る頃には幕張メッセイベントホールでの単独公演〈EMPiRE'S SUPER ULTRA SPECTACULAR SHOW〉も完遂し、次の展開が見えているはず……?

EMPiREのニュー・アルバム『BRiGHT FUTURE』(avex trax)

 


柏木由紀なりのBiS -ANYTiME ANYTHiNG-

BiS 『柏木由紀なりのBiS -ANYTiME ANYTHiNG-』 キング(2021)

 今回のシングル制作時点では、イトー・ムセンシティ部、チャントモンキー、トギー、ネオ・トゥリーズの4人組となるBiS。ユキ・レイソレを迎えた“ANYTiME ANYTHiNG”は、泣き笑いのメロコア・サウンドに乗って歌声まで元気な4人に対し、ユキはエレガントな個性を見せて魅力を発揮しています。カップリングには“STUPiD”を収録!

 なお、10月に中野サンプラザの大舞台で公演を成功させたBiSは、ZOCとのスプリット・シングル『割礼GIRL/BEGGiNG』に続き、夏のバンド編成ツアーの成果にして4人組での集大成となるカヴァー・アルバム『BiS DiVE into ROCKS』をリリース。11月には新メンバーのナノ3を加えたばかりで、新たな5人組として次のステージへ挑んでいくことになります!

12月1日にリリースされるBiSのカヴァー・アルバム『BiS DiVE into ROCKS』(ULTRA STUPiD)

 


柏木由紀なりの豆柴の大群 -ずっと気になるズッキーニ-

豆柴の大群 『柏木由紀なりの豆柴の大群 -ずっと気になるズッキーニ-』 キング(2021)

 豆柴の大群は、アイカ・ザ・スパイ、ナオ・オブ・ナオ、ハナエモンスター、ミユキエンジェル、カエデフェニックスの5人組。ユキ・レイソレもすんなり馴染む“ずっと気になるズッキーニ”はコミカルな脳天気ポップ・チューンで、作詞したクロちゃんなりのユキへのエールを読み取ることもできるはず。カップリングには“りスタート”を収録。

 なお、豆柴の大群は、対バン相手にSTU48、カミングフレーバー(SKE48)、IxR(AKB48)といった48系のフレッシュな顔ぶれを迎えた東名阪ツアー〈豆柴48〉を12月6日より開催する予定。クリスマス前にはエモーショナルでポップな両A面シングル『昨日は戻らない/恋のフルスイング』も控えていますよ!

12月22日にリリースされる豆柴の大群のニュー・シングル『昨日は戻らない/恋のフルスイング』(avex trax)

柏木由紀なりのGO TO THE BEDS -TRUE SONG-

GO TO THE BEDS 『柏木由紀なりのGO TO THE BEDS -TRUE SONG-』 キング(2021)

 現在はPARADISESとメンバー総トレード状態なので説明がややこしいですが……こちらのシングル制作時点でのGO TO THE BEDSは、ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、ユイ・ガ・ドクソン、チャンベイビーの6人組。ユキ・レイソレを迎えた“TRUE SONG”はいつもGTTBらしいハード・エッジなラウド・チューンになっていて、AKB48などではもっとも見ることのできなさそうなユキの勇姿が確認できます。カップリングには“現状間違いなくGO TO THE BEDS”を収録。

 なお、隣のPARADISESメンバーが交換トレードしてきている現4人組のGTTBは、PARADISESとのスプリットEP『G⇔P』のリリースを控えているところ(詳細はP18をチェック!)。そちらにも“現状間違いなくGO TO THE BEDS(G⇔P ver.)”が収録されるので、〈KASHiWACK ver.〉との聴き比べもオススメです。

12月15日にリリースされるGO TO THE BEDSとPARADISESのスプリットEP『G⇔P』(ワーナー)

 


柏木由紀なりのPARADISES -夏のバカヤロー-

PARADISES 『柏木由紀なりのPARADISES -夏のバカヤロー-』 キング(2021)

 現在はGO TO THE BEDSとメンバー総トレード状態なので説明がややこしいですが……こちらのシングル制作時点でのPARADISESは、テラシマユウカ、月ノウサギ、ナルハワールド(現在は学業専念のため活動休止中)、キラ・メイ、キャ・ノンの5人組。ユキ・レイソレを迎えた爽やかな“夏のバカヤロー”は、一般的にイメージされるAKB48像にも近そうな王道テイストのアイドル・ポップながら、逆にユキのパワフルな歌いっぷりが出てきているのもかっこいいところです。カップリングにはユキが冒頭の語りパートを担当した“PARADISES RETURN”を収録。

 なお、隣のGTTBメンバーが交換トレードしてきている現6人組のPARADISESは、PARADISESとのスプリットEP『G⇔P』のリリースを控えているところ(詳細はP18をチェック!)。そちらに収録の“PARADISES RETURN(G⇔P ver.)”と〈KASHiWACK ver.〉との聴き比べもオススメです。

 


柏木由紀なりのASP -AGAiNST THE WORLD-

ASP 『柏木由紀なりのASP -AGAiNST THE WORLD-』 キング(2021)

 2021年3月に誕生したばかりのASPは、こちらのシングル制作時点ではユメカ・ナウカナ?、ナ前ナ以、モグ・ライアン、ナアユから成る4人組。ユキ・レイソレを迎えた“AGAiNST THE WORLD”はGTTB曲とはまた違う鋭角的なヘヴィー・チューンで、ユキはラップ調で迫る導入のパートから覇気を見せつけています。品川ヒロシ監督によるMVにも注目。カップリングではグループ随一のエモーショナルな“A Song of Punk”を5人で披露しています。

 なお、ここまでデビュー・アルバム~シングルと快調にリリースを重ねてきたASPではありますが……ナアユが足の怪我の悪化に伴って11月24日のLIQUIDROOM公演にて無念の脱退。2022年の年明け早々に控えるセカンド・アルバムはどうなるのでしょう?

ASPの作品。
左から、2021年のアルバム『ANAL SEX PENiS』、同年のシングル『the MAN CALLiNG』(共にWACK)