劇団〈天井桟敷〉の主宰者であり、歌人、劇作家、詩人、俳人、映画監督、脚本家、作詞家、評論家と、多彩な活躍をみせた寺山修司が語った言葉をあつめたアンソロジー本。20歳のときにネフローゼ症候群を患い、47歳で亡くなるときまで、つねに〈生〉と〈死〉について語り続けた寺山修司。本書はその思索の過程を7つの章に分類し、彼の著作からの引用のみで構成している。〈言葉の錬金術師〉と言われた天才の言葉だけに、どのページを開いても記憶に残る強い言葉を目にする事ができる。本書は2017年発売の「群れるな」を増補、再編集した内容とのことだが、おすすめできる好著だ。
寺山修司「あした死ぬとしたら今日なにをするか」生と死を語り続けた天才的な言葉の錬金術師による強い言葉を集めたアンソロジー
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