SKE48の34thシングル『Tick tack zack』のリリースを記念して、タワーレコードではフリーマガジン「TOWER PLUS+ SKE48 特別号」を発行! ここでは中面に掲載されたインタビューを掲載いたします。「TOWER PLUS+」はタワーレコード全店にて配布中です! *TOWER PLUS+編集部

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SKE48 『Tick tack zack』 avex trax(2025)

 

SKE48が34thシングル『Tick tack zack』を3月12日にリリース。センターは、2作連続で熊崎晴香。さらに研究生を含む若手4人が加わり、ハイキャリアとフレッシュなメンバーが入り交じる新鮮な顔ぶれとなる。そこで、今作選抜メンバーである、野村実代、浅井裕華、熊崎晴香、菅原茉椰、伊藤虹々美、河村優愛の6人にインタビュー。楽曲の話のほかに、チーム替えを控えるグループの現状についても語ってもらった。


 

〈新しいSKE48〉の始まりを告げるシングル

『Tick tack zack』で歌うのは、恋の駆け引き。ティック、タックと秒針が進むごとに様相が変わるような目まぐるしい心の探り合いが、リズミカルな曲とソリッドなパフォーマンスで表現されている。1つ1つの動きが研ぎ澄まされたダンスは、格好良さと情熱で魅了してきたSKE48の伝統も感じられる。

熊崎晴香「前作ではパワフルなSKE48を表現しましたけど、今回はダンスの技術面が特に必要となる曲。格好いいSKE48をお見せすることができるので、楽しみです。中毒性のあるメロディは、1度聴いたら頭から離れないはず」

伊藤虹々美「私はイントロの秒針の音ですぐに引き込まれました。それに、熊崎さんを全員で囲んで踊る振りもあったりして、いろんなところに時計の要素がはいっているのが面白いです」

河村優愛「振りで言うと、アウトロで横1列に並んで踊るところが好きです。正面から12人全員がちゃんと見えて〈これが新しいSKE48だ!〉というメッセージなんだろうなと勝手に思っています」

2019年にリリースした25thシングル『FRUSTRATION』以降、SKE48の選抜メンバーは18人で固定されていたが、今回は12人。「今は意外としっくりきています」(河村)とも明かしてくれたが、最初は驚きを隠せなかったようだ。

熊崎「センターだとお知らせしてもらったとき、〈新しいSKE48を見せてほしい。頼むよ!〉とスタッフさんたちから熱い言葉をもらって。改めて気合いをいれたんですけど、その直後に茉椰ちゃんがあわてて駆け寄ってきたんです。〈やばい! 今回人数やばい!〉って(笑)」

菅原茉椰「はははは! あの場がセンター発表だったとは聞いていなかったんですけど、その日の公演終わりにくまさん(熊崎晴香)がメイク直しをしていたから〈もしや?〉って思ったんです。くまさんは普段そんなことしないので」

熊崎「やめてよ(笑)」

菅原「〈何か撮るんだな。ってことはセンター発表?〉と勘づきました。で、くまさんが戻ってきたタイミングくらいで選抜発表のメールがきて。〈12人?!〉ってなったので、そのテンションのまま駆け寄っちゃいました」

浅井裕華「その日、シャッフル公演のリハーサルをしていたんですよね。だから(選抜に決まったメンバーは)全員びっくりしていたし、何か新しいことを始めるんだなと思いました」

野村実代「私も、表題曲を歌う責任感を改めて感じて気が引き締まりました。同時に、ワクワクもしましたね。MVに映る秒数が増えるのでは?って。実際、結構映っていて感動したし、最後に全員の顔と名前が出るところもありがたかったです」

 

MV撮影時に大量の水飛沫を上げたのは誰?

MVは、水面上でのダンスシーンが圧巻。水しぶきをあげながら踊る姿は、激しさと緻密さを兼ね備えたSKE48のダンスの真骨頂だ。

菅原「最初はみんななるべく濡れないようにしていたけど、〈バシャバシャして!〉という監督の言葉があってからは吹っ切れました」

野村「自分から濡れたいとまで思ったかも! 踊っていると暑いので」

伊藤「最初は水の上で転ばないかなと不安だったんですけど、先輩たちが水で遊びだしたので(笑)。楽しんでいいんだと心が軽くなりました」

浅井「(笑)。そのぶん、休憩に入るとめっちゃ寒かったんだけどね」

河村「私は立ち位置的に水がかかりやすかったので、吹っ切れるのも早かったです(笑)。全身濡れていいや!と、めっちゃ大きく踊りました」

熊崎「そうそう、全員が私を囲むタイミングで、右後ろあたりから尋常じゃない量の水が飛んできたんですよ。どの方向からも飛んでくるんですけど、右後ろらへんがとくにすごくて(笑)! 確認したら菅原茉椰、井上瑠夏、伊藤実希の誰かっぽいなって」

菅原「えっ!」

野村「でも、いとみき(伊藤実希)は性格上できなさそう」

菅原「私は真後ろですもん! 右後ろじゃないですよ?」

熊崎「えー、でもるーちゃん(井上瑠夏)にこの話をしたら〈えー、誰だろう?〉って言っていたんだよね。誰なんだろ、本当に!」

菅原「……まあ、そのくらい勢いが出ちゃう格好いいダンスってことです!」

野村「うまくまとめた!」

熊崎「ははははっ!(笑)」