自身の歩んできた人生という名の旅を振り返るべく、セルフ・プロデュースで臨んだ2年ぶりの新作。陽気なハイライフ・サウンドに痛ましい幼少期の思い出を重ねた序盤の“Chop And Run”で完全に心を掴まれました。以降もミリタント・ビートやジャズ・パンクを次々とアフロビートに変換し、その切れ味の鋭さはOn-U勢も嫉妬しそうなほど。流石としか言いようがありません。