デトロイト・テクノのオリジネイターとアフロビートの正統継承者という両雄が、ファンクの帝王に挑むという貴重なコラボレーションをパッケージ化。もともとはフランスのTV番組向けの企画で、ロバート・フッドがシンセとドラムマシーンを操り、そこにフェミ・クティが即興でサックスを重ね、JBへのトリビュートを行うという試み。厳かな立ち上がりから徐々に熱を帯びていき、中盤ではそこに存在しないはずのJBが黒々としたファンクネスを纏って登場したかのような盛り上がりを見せる。全7テイクに詰め込まれたスリリングでコズミックなアフロ・ファンクにシビれること間違いなし。