2022年のファースト・アルバムでブリット・アワードの最優秀新人に選ばれたワイト島出身のギター・バンドが2作目を完成させた。今回もダン・キャリーを召喚。ツアーを経てライヴ・メンバーが正式加入し、5人組として制作されているが、乾いたギター・リフとファンキーなダンス・ビートを重ねたポスト・パンク路線は継続されている。流れるように展開する“jennifer’s body”、初期のストロークスばりにタイトな“mangetout”、メロウかつポップに振り切った“pokemon”など、メンバーのキャラを立たせた演奏が最高にカッコよく、各楽器のフレーズを追うために何度も聴きたくなる。