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日村の口から出る綺麗で透明な何か

――そこからひとつ戻ってオープニングの「Wretched man」のお話も。こちらでは日村さんが万国旗を出すところでえずいてしまうシーンが最高でしたね。

設楽「日村さんは口に何か異物を入れると〈おえっ〉ってなっちゃう体質だから、これは面白いなと思って練習でやったら〈びちょ〉って出ちゃった(笑)」

――映像でもえずいた日村さんの口から何か出ていましたが、練習のときからですか。

日村「うん、練習でも出た(笑)」

設楽「それを見て〈これが出たら絶対ウケるだろ〉と思ってやったら、もう毎日ちゃんと出るんですよ」

日村「出るんだよね、ちゃんと同じだけの量が(笑)。しかも何も食べてないんで、結構綺麗なのが出る。透明なのが(笑)」

設楽「あれが毎回出りゃ絶対面白いなと思ってたら毎回ちゃんと出て、あそこでドーンってウケるんで、〈もうこのライブは成功だな〉と(笑)」

日村「〈いくぞ〉ってなるよね(笑)。でもあれは本当だからね。だから本当の苦しみがあるんですよ(笑)」

設楽「こういう1個のルールをもとに話す会話劇って割と俺らがよくやる王道みたいなものなんですよね。ほかのネタもそうだけどそういう意味での集大成みたいな、自分たちがよくやるような好きなネタのタイプというかあるかな」

日村「俳優座劇場だしいいよね、あのデカさでやるというのが」

設楽「ちょうどいいよね。あれが具体的なの出ちゃうと気持ちわりいけどね(笑)」

日村「〈わっ、出たわ!〉っていうくらいの衝撃(笑)。でもここ最近、この4部作のオープニングって結構激しいのが多いよね。その前も素っ裸になったり(笑)。頭からいきなり飛ばしてる感じ」

――あと「Wretched man」で印象に残ったのが、50代の恋愛というものをテーマにしているところです。2023年の〈O〉の最後のコント「Ominous」でも恋愛をテーマにしていて、それが設楽さんと日村さんの子供たちの恋愛というものでした。前回のインタビューでも話していたんですが、年齢に応じた設定になったものに対して今回はあえて自身が恋愛をするというものになっていましたね。

日村「たしかにたしかに」

設楽「ネタではありますけど、やっぱり演じてる日村さんも僕も年を取っているからね。だから設定としても、学生服着てやりゃ学生の恋みたいなものはできるでしょうけど、やっぱり実年齢を見ると考えが狭まってるところもあれば、また新たに広くなっているところもある。そういうなかで設定を見つけているというのはあるかもしれないですよね」