武道館公演を経て天狗になった赤えんぴつ
――しかも設楽さんは役柄上〈大変だね〉って他人事で話しているわけですからね(笑)。そして後半ですが、赤えんぴつ(「What to do?」)です。2月に日本武道館公演を成功させたふたりが果たしてバナナマンのライブに出るのか、という話は以前もありましたが。まさにそのとおりの内容で。
設楽「あの赤えんぴつが武道館を経てバナナマンライブに出てくれるのかな?っていうくらい不思議な感覚。もうキャラクターとしてひとり立ちして、どうするんだと思っていたら……」
日村「天狗になって凱旋してきて(笑)」
設楽「でも面白いよね。自分たちでやってるのにさ、〈あいつら来てくれんのかな?〉って(笑)」
日村「武道館を観てくださったお客さんもいたから超ウケてたよね」
設楽「そういうネタの人なのか現実の人なのかわからない面白い感じになったと思う」
――いつもの喧嘩もあるなかでひーとんのシャツが破けて赤いパンツになったのはすごかったですね。
日村「このときはすごく奇跡的な破れ方をしました(笑)。これはもうこのときのパッションみたいなものが出てますね」
――そうした武道館後のふたりが観られた一方で、今年に入って今度は全国ツアーも発表されましたね。
設楽「そうです。今年は赤えんぴつの全国ツアーをやるんです」
日村「どういうことなんですかこれ(笑)。おーちゃんどうなっちゃうんだろう」
俳優座劇場ラストの舞台で忍者の格好ができて光栄
――そして最後は「Weirdo’s speech」という恒例の長尺コントで、しかも日村さんが忍者に扮するという。
設楽「ここでセットもガラッと変えて真っ白のパネルを入れて、忍者の衣装を着るという。やっぱりこういうのも好きなんですよ。いわゆる本番前の楽屋の話というか。こういうのも結構やってきたよね」
日村「うん、バナナマンの王道」
設楽「でもラストに持ってくる長尺のコントが忍者というね。写真だけ見ると、ちょっとだせえコントやってんじゃないかと(笑)」
日村「光栄ですよ私は。俳優座劇場さんのラストの舞台で忍者の格好ができるんですから(笑)」
設楽「これもちょっと切ない話ですよね」
――これも大人の恋愛なんですけど、最後に好きな人が来なかったというところでのニュアンスもぐっときてしまいまして。
設楽「あっさりとね。結構そんなことなんですよ。で、そこに奇妙礼太郎さんの曲(“かすみ草”)がかかるんだよね。ここでの奇妙さんの曲がまたいいんだよね」
日村「夏の終わりを感じちゃうよね」
設楽「これもやっていて楽しかったよね」
――これをもって2024年の単独ライブ、そして俳優座劇場での最後のライブが幕を閉じました。
設楽「そうですね。でも改めて、ずいぶんしっかりやったと思う。2025年に入って俳優座劇場さんで、過去のライブの上映会とトークショーをやらせてもらって。そこで過去のやつを振り返ったんだけど、昔に比べたら今はちゃんとしていて、昔はもう若いというか」
日村「あのときはあれでさ、いいねってなるんだよね」
設楽「喋り方とかも違うんだよね。ヘラヘラしてんだ(笑)」
日村「座り方、立ち方全部がね、嫌なんだよね(笑)」
設楽「でも、また何年か経ってみたら、このライブも〈下手くそだな〉って思うかもしれない。若さがないもんね(笑)」
日村「いやほんと。あんな激しく動いたつもりが、映像で見たら〈俺そんなにキレキレじゃねえな〉というのはいっぱいありますね(笑)」