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もちろん聴き逃し厳禁なロジャー・ニコルス&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ名義の作品!!!
マレイ&メリンダのマクレオド兄妹とのトリオによるソフト・ロックの金字塔。意外にもオリジナル曲とビートルズなどの秀逸なカヴァーが半数ずつという構成。全体を洒脱にまとめたプロデューサーのトミー・リピューマや、ニック・デカロら編曲陣の貢献も見逃せない。
40年という遠い歳月を経ての復活作だが、3人のコーラスワークが寸分も衰えていないことに驚嘆。カーペンターズやスリー・ドッグ・ナイトらへの提供曲のセルフ・カヴァーも極上だし、ポール・ウィリアムスと久々にタッグを組んだ新曲“Look Around”も感動的だ。
ふたたび奇跡が訪れた5年ぶりの3作目。自身のイメージに固執することなく、ジャズやボサノヴァなど新たなスタイルを試みた心意気に拍手。要所でシンセを使用しているが、美しいハーモニーとの相乗効果でどことなく2000年代的なドリーム・ポップに聴こえたりも。
