jizueが弦楽カルテットを率いてビルボードライブ横浜に帰還!　心躍る世界へと誘うスペシャルなステージの見どころとは?

〈jizue with string quartet Special Billboard Live〉

2025年10月26日（日）、京都を拠点に活動するインストゥルメンタルバンドjizueが約4年ぶりにビルボードライブ横浜に登場する。

これまで発表してきたフルアルバムはどれもロングセラーを記録し、近年はドラマの劇伴制作も多数手がけているjizue。直近では本田翼が主演を務めた火ドラ★イレブン「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」のほか、現在放送中のドラマ「推しの殺人」の劇伴などを担当している。

jizueが前回ビルボードライブ横浜に出演したときはfox capture planとのツーマンだったが、今回は同会場での初のワンマン公演となる。一日限りとなるライブは〈jizue with string quartet Special Billboard Live〉と題して、弦楽カルテットを率いた特別編成でのステージを披露するという。

気になる出演メンバーは、jizueの井上典政（ギター）と山田剛（ベース）に加え、サポートメンバーとしてfox capture planから井上司（ドラムス）、EYRIEから髙本りな（ピアノ）、そして弦楽カルテットには沖増菜摘（ヴァイオリン）、石井智大（ヴァイオリン）、角谷奈緒子（ヴィオラ）、吉良都（チェロ）という重厚な布陣が顔を揃えた。〈jizue〉〈ビルボードライブ〉〈弦楽カルテット〉――この3つのワードが並んでいるだけでも、今回のライブがいかに特別であるかが伝わってくる。

ドラマの劇伴で彼らを知ったという人には、オリジナル曲ではまず“Rex”からおすすめしたい。曲を再生してすぐさま耳に飛び込んでくる疾走感あふれるギターリフとドラム、そして心地よく流れていくピアノの旋律や予測不能な展開に浸っている間に、気づけば曲が終わっている。そんなインストバンドとしての力強さと美しさを体感できる曲だ。今年5月にリリースされたアルバム『Mer』のオープニングを飾る楽曲なので、〈最新のjizue〉を味わえるという意味でも最適の一曲と言えるだろう。

また、今回の公演でも披露される可能性が高い楽曲として、ポストロック調のハードなナンバー“atom”も挙げておきたい。結成10周年を迎えた2016年にリリースされた5thアルバム『story』の収録曲で、過去に行ったオーケストラとの共演ライブでも披露されていた彼らにとってキラーチューンとも言える楽曲だ。