色とりどりの美しいスイーツのように、画面から音が溢れるNHK夜ドラ「バニラな毎日」
2006年に結成。ロックやハードコア、ジャズ、クラシック音楽をフューズさせた独自の音楽を確立し、これまでに10枚超のアルバムを発表。フジロックをはじめとする大型音楽フェスティバルに数多く出演するほか、カナダ、インドネシア、中国、台湾など海外でも演奏。幅広い支持を受けている人気インストバンドのjizueが、1月20日にスタートしたNHKの夜ドラ「バニラな毎日」の音楽を担当。2月26日に発表されるサントラ盤について、井上典政(ギター)、山田剛(ベース)、片木希依(ピアノ)の3人に話を聞いた。
「今回のレコーディングで嬉しかったのは、ドラマの制作さんたちが僕たちの音楽をよく知ってくださっていたこと。人物やストーリーに寄り添うだけでなく、jizueらしさを出すことを求めてくれたので、とても楽しく進めることができました。僕が書いた“lutte”という曲は激しさに振り切って書いた曲。たぶんこのアルバムの中で一番ハードなサウンドだと思います」(井上)
「そうそう! それは私もすごく嬉しかった。みんなで手分けして作曲しようということになって、私はドラマのタイトル曲“バニラな毎日”などを書かせてもらうことになったんですけど……“バニラな~”は、主人公の白井葵の不器用だけどすごく実直で前向きな姿を表現したくて、11拍子という変拍子で作曲。彼女の生き方には、以前の自分にも通ずる部分もあって、すごく遣り甲斐のあるレコーディングでした」(片木)
「僕は、jizueの持つ優しいサウンドも届けたいという気持ちもあって。それを、“アイデア”という曲に盛り込んでます。それから、コミカルな大阪のオバちゃんキャラの“佐渡谷さん”という曲では、コミカルさの中に秘められたエレガントさも表現できてるかな。また、曲順は僕が考えたので、そこもじっくり聴いていただけたら嬉しいです。アルバムとして絶対に楽しめるはずです!」(山田)
最後に、jizueらしさの溢れるサントラ盤を完成させた彼らに今後の展望を聞いた。
「私が妊活に専念するため、しばらくライヴ活動から離れることになりました。でもその期間はEYRIEの鈴木暎子さんとRina Kohmotoさんがサポートで参加してくれることになったので、ライヴ活動は今年も安泰です! また春にはjizueの新アルバムも発表。先日レコーディングを終えたのですが、jizue史上最強の作品に仕上がったのではないかと思います。そちらも楽しみにしていてください」(片木)
TV INFORMATION
NHK夜ドラ「バニラな毎日」
2025年1月20日(月)より放送スタート
NHK総合 毎週月~木曜日 22:45〜23:00
出演者:蓮佛美沙子、永作博美、木戸大聖ほか
原作:賀十つばさ「バニラな毎日」「バニラなバカンス」
音楽:jizue
脚本:倉光泰子
番組ページ:https://www.nhk.jp/g/blog/ubbaiiw_2/