
曽我部恵一 × アフロ、この日この場所だけの〈SCRAMBLE〉
「サンキュー!」と短い挨拶でライブを終えてステージを降りた曽我部に、客席からアフロが「ソカさ~ん、ワンモアー!」とアンコールを求める。オーディエンスも同調し、曽我部は再び壇上に戻ってきた。「じゃあ、アフロ、フリースタイルしてよ!」と呼び込まれたアフロは、嬉しそうな表情でステージに駆け上がっていった。マイクが手配され、予定されていなかったアンコールのパフォーマンスの準備が進む。この即興的で幸せな時間が生まれたのも、〈SCRAMBLE FES〉だからこそ。
「イヤなこととか 気にしないなんて……」。曽我部がゆったりと歌いはじめたのは、ラヴァーズロックの“LOVE-SICK”だ。「夕暮れがやって来て」というラインを歌いながら、ちょうど夕暮れどきになった空を楽しそうに眺める曽我部。そこにアフロが加わり、フリースタイルラップで言葉を連ねていく。「曽我部恵一! 〈SCRAMBLE FES〉! 長野、けっこういい場所じゃねーか!」とラップしたのち、「Say Sokabe! Say SCRAMBLE! 騒げ!」と観客とコール&レスポンスを重ねた。曽我部とアフロの自由な〈SCRAMBLE〉のあり様を見ながら、〈ああ、これは今日この日、この場所でしか聴けないものなんだな〉と感慨深くなり、こみ上げてくるものがあった。「Everything’s gonna be alright」。まさに、これからもいいことしか起こらない予感を充満させ、2人は〈ASAMA stage〉を去った。マジカルなハプニングを巻き起こし、終幕した〈SCRAMBLE FES 2026〉。〈大団円〉と呼ぶのがふさわしい、見事なラストシーンだったと思う。
〈SCRAMBLE FES〉、初開催にして大成功だったと1日を過ごして思った。そして〈SCRAMBLE FES〉は、来年からも続いていく。音楽ジャンルが混ざり合い、アートや食といった様々な文化が交差し、参加者を含めて多様性が心地よく存在した場と空気は、これから御代田の地でどんなふうに育っていくのだろうか? 地域の活性化という点でも、どんな貢献をしていくのだろうか? この先もまだまだ見ていたい、と強く思わせられたフェスだった。
SETLIST
■るーとも
1. Surrender
2. いいじゃん
3. WINDING ROAD
4. 点描の唄
5. 幾億光年
6. ハローグッバイ
■かわにしなつき
1. 理想的ガール
2. どんなに好きだったとしても
3. 0.0004%のキセキ
4. 愛してるのひと言
5. 一番星
6. 晴れ、時々風まかせ
■アフロ
1. サンパチ
2. タメ
3. びゅてぃほう
4. ムーンリバー
5. ロマンス
■砂月凜々香
1. サイダー
2. START DASH★
3. フタツナイアイ
4. シオン
5. いつか
■天々高々
1. YG
2. がたんごとん
3. おわりなきおかわり
4. 壊れかけのRadio
5. やったぜべいべー
6. 5959
■舟津真翔
1. 君は運命の人
2. プレイリスト
3. つないだ手
4. 歌うたいのバラッド
5. 一目惚れ
■曽我部恵一
1. キラキラ!
2. コンビニのコーヒー
3. 桜 super love
4. おとなになんかならないで
5. 春の風
6. 魔法のバスに乗って
7. 青春狂走曲
ENCORE
1. LOVE-SICK