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共同体的な創作が未知の音楽を生む

(ここでお客さんからの質問コーナーへ)

客1「新作の1曲目の“Trip Trip”は、初期の仮音源では志門君が〈お腹が痛いよ〉と叫んでいたのに、本番で〈頭が痛いよ〉に変わった理由を教えてください」

大野「……え? ああ! 当時、僕、金縛りがすごくて(笑)。そこから抜け出した時に、お腹じゃなくて頭の方が痛かったんですよね(笑)」

藤井「〈お腹が痛いよ〉の方が僕は好きだ(笑)」

客2「カブトムシは最初、バンドとして始まったわけじゃないのに、今あえてバンドをやっている理由、バンドでやりたいことは何ですか?」

藤井「いい質問ですね。パソコンでの制作って結局一人で操作するものなんですけど、今の興味は、もうちょっと流動的なものを共同体的に作っていくことなんです。誰か一人の理想を忠実に再現するんじゃなくて、それぞれの意志がぶつかり合った結果、誰も予測してなかったものがポロッと生まれる。それに今、まだまだ飽きていないという感じです」

「それを〈抜け感〉と呼んだり、〈許容していく〉と言ったりしているんだよね」

大野「ベスト盤の3タイトルとニューアルバム『Panorama Pig』は全く違う質感になっているので、対比的に聴いていただくのもすごく面白いかなと思います。今のカブトムシはすごいです」

 


RELEASE INFORMATION

カブトムシ 『ハクブツシ「感覚」』 MY BEST!(2026)

リリース日:2026年4月22日(水)
品番:MYRD166
仕様:2枚組CD
価格:4,400円(税込)

TRACKLIST
DISC 1
1. 虹の出る噴水
2. パンジー咲かない
3. やまびこ
4. ゆめひろば
5. I wanna be your brother
6. パワーストーン
7. 忘れないで
8. Q(feat. 川本真琴)
9. タイムシフト
10. ゆめないで
11. 未知コ唄(Adrenaline Ver.)
12. 内奥Party
13. 愛の奴隷
14. Ziba Blade
15. ファンシー
16. 飛天説法・夏の波頭
17. 可愛い君の羽根
18. 青水
19. キッズ・ノクターン

DISC 2 
1. 即興演奏(ユーマ、待機線 at 千葉市美術館さや堂ホール)
2. DON’T CRY ANYMORE -part I-
3. 指灯明(高橋悠治作曲)
4. Practice of PEE
5. “Afterimage” BGM
6. Play in the Pool
7. gomenyo
8. 異邦人

 

カブトムシ 『ハクブツシ「遊び」』 MY BEST!(2026)

リリース日:2026年5月20日(水)
品番:MYRD168
仕様:カセットテープ
価格:3,025円(税込)

TRACKLIST
SIDE A
1. 私の行進
2. Pansy(合唱 ver.)
3. National Anthem for Southpow
4. Gomi Song
5. rapid
6. ジャーニー
7. DIEJOB
8. Tobas Memory

SIDE B
1. 伝統的な発声
2. 青くて自由な花
3. ドラゴンブレード(feat. 川本真琴)
4. 未知コ唄
5. 洗脳されたい
6. Tawawar
7. 通販番組 - キャピタルショッピング
8. 蒼い星(Short ver.)
9. 即興音旅2 - はなびら

 

カブトムシ 『ハクブツシ「わざ」』 MY BEST!(2026)

リリース日:2026年6月24日(水)
品番:MYRD169
仕様:LP
価格:4,730円(税込)

TRACKLIST
SIDE A
1. 飛天説法・夏の波頭
2. homecoming
3. Time Break
4. Tobas Memory
5. 荒野にて

SIDE B
1. Flower
2. ベッドタウンの神様
3. 哀哀愛
4. こっちにおいで
5. U.F.O.

 


PROFILE: カブトムシ
2019年結成。活動初期はラップトップを複数台使ったライブエレクトロニクスパフォーマンスや即興演奏、アルティメットフィクションラジオ「忘れないで未知子」の制作を中心に据え、未知のバイブスを開拓した。アルバム『色即ラグーン』『飛来者』ではバンド編成によるポップミュージックの新たな可能性を追求。2025年からは即興演奏の新作をライブごとにリリースするシリーズ〈Unity, Apart〉を開始した。2026年3月25日、ニューアルバム『Panorama Pig』を発表。

PROFILE: 大野志門
ピアニスト。6歳からクラシック音楽の演奏を始め、21歳でバンドを始める。Massage Attackでも活動中。

PROFILE: 藤井登生
10歳から音楽を楽しみ始める。芸大の作曲科に進学し、カブトムシを結成。大学院修了時に取手市長賞を受賞。若手前衛作曲家。

PROFILE: 堀 聖史
画家。遅れやズレ、忘却や諦めを含んだ幅としての〈今〉を手がかりに、そこに留まることで立ち上がる〈不在〉を描いている。自由が意味へ回収されない場所・機会として作品制作を行う。

PROFILE: 桒原幹治
打楽器奏者。リズムを出来事の形成原理として考え、その思索や探究をもとに〈ただごとではない瞬間〉を追い求める演奏活動や作品制作を行う。