〈東京藝術大学 芸術情報センター オープンラボ 2026「観測所」〉が2026年5⽉14⽇(⽊)から24⽇(⽇)まで東京藝術⼤学 ⼤学美術館 陳列館で開催される。
東京藝術⼤学芸術情報センターによるこの展覧会は、〈観測〉を中心テーマに掲げ、意味や文脈、因果といった解釈的枠組みに依拠しない、直接的な〈知覚と受容〉の広がりに焦点を当てるという。建築・映像・音楽など、必ずしも物体を前提としない分野を主軸とする作家たちが参加し、会場である陳列館において、従来の〈展示=陳列〉という枠組みを越え、空間全体を観測の場として複合的に構成するとのこと。会期中は、トークイベントや即興演奏ライブなどが並⾏して⽴ち上げられるそうだ。
展覧会では、サーミ族の伝統歌唱〈ヨイク〉をモデルとした即興演奏パフォーマンス〈ヨイク・プラクティス〉が開催される。言語的説明を排し、存在感を直接音へと変換する独自の音楽実践で、山本精一(音楽家/〈BOREDOMS〉〈羅針盤〉〈想い出波止場〉など)、楠瀬亮(音楽家)、堀聖史(画家/音楽家/〈カブトムシ〉)、野本直輝(電子音楽家/プログラマ)、藤井登生(作曲家/〈カブトムシ〉)らが出演。そのほかに〈純粋・観測トーク〉など、注目のイベントも開催される。
音楽やアートに興味がある者にはぜひチェックしてほしい展覧会だ。
EVENT INFORMATION
東京藝術大学 芸術情報センター オープンラボ 2026
「観測所」
会期:2026年5⽉14⽇(⽊)~2026年5⽉24⽇(⽇) 会期中無休
開館時間:10:00~17:00(最終⼊館 16:30)
会場:東京藝術⼤学 ⼤学美術館 陳列館(東京都台東区上野公園12-8)
⼊場料:無料
主催:国⽴⼤学法⼈東京藝術⼤学 芸術情報センター(AMC)
助成:藝⼤フレンズ賛助⾦/公益財団法⼈花王 芸術・科学財団/公益財団法⼈野村財団/公益財団法⼈朝⽇新聞⽂化財団
公式サイト:https://amc.geidai.ac.jp/exhibition/2026/
ハローダイヤル(⼀般問い合わせ):050-5541-8600
■出展作家
岩崎伸治:建築設計/AMC教育研究助手
まちだリな:アーティスト/映像家/AMC教育研究助手
藤井登生:音楽家/録音技師/AMC教育研究助手
三枝理子:建築設計
小浜晴美:写真家
「ヨイク・プラクティス」
サーミ族の伝統歌唱「ヨイク」をモデルとした即興演奏パフォーマンス。ヨイクとは、対象を言葉で説明するのではなく、その存在感を音へと直接移し替える「霊的変換」の行為。ラボ機械音によるサウンドスケープが響き、高い階段状ステージが設置された特殊な音響空間のなか、演奏家が媒介者となり任意の対象「そのもの」を歌う。飛躍的な変換によって紡がれる音楽の素朴さと自由さに耳をひらくためのプラクティス。
■出演
山本精一:音楽家/文筆家/画家/劇作家
楠瀬亮:音楽家
堀聖史:画家/音楽家/〈カブトムシ〉メンバー
野本直輝:電子音楽家/プログラマ
藤井登生:AMC助手/作曲家/録音技師/〈カブトムシ〉メンバー
「純粋・観測トーク」
「観測」をテーマにゲストを招くトークシリーズ。陳列館1階をトークブースとして、語りが生まれる空間そのものを展示として立ち上げる。極地研究者、ラジオユニット、建築家、映画監督など、多様な視点から「観測」を巡る対話が展開される。
■出演
猪上淳:国立極地研究所北極観測センター所長
平沢尚彦:国立極地研究所2026年定年退職
王子探偵団:ラジオ放送ユニット
荒木悠:映画監督/アーティスト
上崎千:東京芸術大学非常勤講師
川田祐太郎:東京芸術大学非常勤講師
Yoska:東京大学大学院農学生命科学研究科
松原元実:建築家/フィレット研究者
平岡和磨:一級建築士/岐阜林業建築
浅草橋洸彦:天才百貨店主催
小濵晴美:写真家
後藤武:建築家/後藤武建築設計事務所
■イベントスケジュール一覧
