『無職覚醒』でアフロとYY GAYAGAYA遊んだ仲間たちを紹介!!
『無職覚醒』には総勢11名のミュージシャンが客演や楽曲提供で参加。現在は天々高々として共に活動しているシンガー・ソングライター/ピアニストのヒグチアイを除くと、とりわけ親交の深さを知られているのはSUPER BEAVERの渋谷龍太こと澁谷逆太郎だろう。2020年にお互いのソロ楽曲に参加し合うなど、アフロにとっては盟友といえる存在だ。なお、澁谷のその楽曲“magic”も本作の“checkered fire”と同様、MOP of HEADのGeorgeが制作に携わっている。また、池永正二が率いるダブ・バンド=あらかじめ決められた恋人たちへ、ビートさとしとGuruConnectを擁するskillkillsはMOROHA時代から、共演や対バンを重ねてきた仲。なかでもビートさとしは、アフロが2025年12月に開催した自主企画〈再就職〉でもドラムを演奏していたことが記憶に新しい。なお、Nobがベースを務めるMY FIRST STORYには、MOROHAの片割れであるUKが過去に客演している。
その一方、三重・四日市を拠点に活動するラッパーのJEVA、東京のDJ/ビートメイカーであるTOSHIKI HAYASHI(%C)、長野・信濃町で暮らすトラックメイカーの観音クリエイション、東京から滋賀・彦根に移住したトラックメイカーのYusuke Saint Laurentなど、ヒップホップ~ビート・ミュージック周りの面々がいずれも初顔合わせであることは興味深い。ちなみに観音クリエイションは不可思議/wonderboyへの楽曲提供などでも知られており、そのことから故人を扱った“POETRY DREAM”に加わった背景も想像できよう。いずれにせよ、立ち位置の違う才人たちによる多彩な音作りの下、アフロはかつてないほど軽やかに言葉を紡いでいる。ラッパー/ヴォーカリストとしてのさまざまな表情を世に見せることができた転機の作品が、『無職覚醒』なのだ。 *田中亮太
左から、ヒグチアイの2025年作『私宝主義』(ポニーキャニオン)、SUPER BEAVERの2026年作『人生』(ソニー)、MOP of HEADの2019年作『maverick』(コドモメンタルINC.)、曽我部恵一 VS あらかじめ決められた恋人たちへの2024年作『HAZARD OF DUB』(ROSE)、GuruConnectの2023年の7インチ『Heaven feat. Gotch/Affordance feat. Daoko』(only in dreams)、skillkillsのベスト盤『THE BEST』(ILLGENIC)、MY FIRST STORYの2017年のミニ・アルバム『ALL LEAD TRACKS』(INTACT)、JEVAの2020年作『そして、伊藤純』(Jet City People)、TOSHIKI HAYASHI(%C)の2025年の7インチ“Naminokoe”(Insense Music Works)、観音クリエイションの2026年作『しなのまち - Spring Tapes』(MOZ)、Yusuke Saint Laurentの2025年のカセットテープ『everyday』(Jazcrafts)