「ミュージカル『JUMP』〜ヨルがオちてくるそのマエに〜」が2027年1~2月に東京・新宿THEATER MILANO-Zaで上演される。

日本のロックシーンをはじめ、カルチャー全体に大きな影響を与えたバンドマン忌野清志郎。日本のロックを本気で自由にし、〈ボス〉と呼ばれた彼は、RCサクセションを率い、“JUMP”をはじめとする数々の楽曲で愛を歌い、若者の胸に火を灯しつづけた。

そんな忌野のデビュー55周年を記念して企画された、忌野清志郎の名曲“JUMP”“トランジスタ・ラジオ”“雨あがりの夜空に”など数十曲が全編に響きわたるオリジナルミュージカルがついに上演される。

ミュージカル「JUMP」は、そんな〈ボス〉こと忌野清志郎の音楽と魂を軸に紡がれるオリジナルのジュークボックスミュージカル。本人の半生を描いた自伝的物語ではなく、彼が遺した時代を超えるメロディと詞(ことば)を縦糸と横糸に織り上げた、まったく新しい物語だ。主人公たちの葛藤や希望、愛の瞬間に寄り添うように流れる楽曲たちが、観る者の心を揺さぶる。

本作の脚本・演出は、劇団〈大人の麦茶〉を主宰し、下北沢ザ・スズナリや新宿の紀伊國屋ホールで公演を重ね、モーニング娘。との提携公演をサンシャイン劇場ほかで手がけ、テレビドラマ「神ノ牙-JINGA-」と連動した舞台を銀河劇場で上演するなど、ジャンルを超えて物語を紡いできた塩田泰造。万博やテーマパークでの演出経験も活かし、緻密な群像劇と大胆なエンターテイメントを融合させる。

振付は、アーティストであり、自らのパフォーマンスはもちろん演出・振付やライブプロデュースなども手がけ、幅広い活動をおこなっている屋良朝幸。音楽監督は、「障子の国のティンカーベル」や兵庫県立芸術センタープロデュース「レイモンド・カーヴァ―の世界」などの舞台音楽などを手がける阿部篤志が務める。

現実と異世界〈ガラクタの国〉を繋ぐ〈JUMP〉の起点である主人公の山田清春役は、音楽大学で作詞作曲を学び、ベース、ギター、ドラム、ピアノ、三味線などマルチな楽器演奏の才能を持つ矢花黎(B&ZAI)が務める。今回がミュージカル単独初主演となる矢花は、本作のプロデューサーより「歌を〈危険なもの〉として恐れ、同時に〈希望そのもの〉として全身で体現できる人」と評され、アイドルとして立つ前に、まず音と向き合ってきた姿から、主人公に抜擢された。静かに観察する目と、夜が落ちる前に声を放つ熱量、その両方を見せるこの役を生きるのは矢花しかいないという確信のなか、満を持してミュージカル単独初主演を務める。矢花は、劇中では忌野清志郎の名曲を自ら演奏し歌う。

本作のヒロインである、高校生活ではちょっと浮いた存在で諦めに満ちた学園生活を送っていたが、ひょんなことから異世界〈ガラクタの国〉へトリップしてしまう今井ひなた役は、ラジオ「らじらー! サンデー」の隔週偶数週レギュラーを務めるほか、ドラマ「MADDER その事件、ワタシが犯人です」の主演を務めるなど、多方面での活動を幅を広げる五百城茉央(乃木坂46)。本作ではアコースティックギターの演奏も披露する。

現実と異世界〈ガラクタの国〉で山田とひなたを取り巻くキャストには、武田真治、もも(チャラン・ポ・ランタン)、温水洋一、山本亨、秋野祐香、嶋村太一、北村沙羅、西澤香夏、斧出拓也、全原徳和など、唯一無二の個性を放つ実力派キャストたちが一堂に会す。

あらすじは以下のとおり。

あらすじ
高校1年生の山田清春は、物静かなメガネ男子。放送部に所属し、影の薄い日常を送りながら、2年生のひなたに密かに想いを寄せていた。ある日、彼女と一緒にカラフルなギターを掻き鳴らした瞬間、異世界へとトリップする。そこは誰も歌を知らない世界。ひなたは、「ガラクタの国」で、山田にそっくりなド派手な赤い髪のお調子者“アダマイ”と出会う。アダマイは、セイフに音楽を禁じられた世界の真ん中で、ギターを高く掲げ、満面の笑みで叫ぶ。「さぁ、ボスの歌を歌おうぜ!」アダマイは、土方ルックの暴れん坊“プクイチ”、アイスブルーの長い髪をたなびかせる謎めいた美女“アイス”、そしてひなたと共に、“ボス”の歌を皆に届けるべく、「ガラクタの国」で大きなライブコンサートを企画する。はたして、そっくりな山田とアダマイの関係は? プクイチやアイスの正体は? 様々な謎をはらみつつ、現実と異世界を行き来しながら、自分の中の「諦め」と「影の薄さ」と闘い、“ボス”=忌野清志郎の楽曲と共に贈る、愛とロックで世界をJUMPさせる、爽快なミュージカル。

塩田と矢花のコメントは次のとおり。

・塩田泰造(脚本・演出)
忌野清志郎さんの歌は、時代が変わっても古びない。ご年配の方も顔を綻ばせて口ずさむし、若者たちの葛藤に重ねた時、まるで今日書かれた歌のように聴こえる。その驚きが、この物語の出発点でした。ボスが遺した歌が、今を生きる人たちをどう動かすのかを描きたい。矢花黎さんには、静かに人を視る繊細さと、表現する瞬間に放たれる熱と、音楽への愛を感じます。初めてお会いした時、既に脚本を読み込んでくれていて、「まだ役になれてない顔で写真に写るのがくやしい」と言っていましたが、その横顔には、山田清春とアダマイが宿っていました。この先の稽古、本番が楽しみでたまりません。

・矢花黎
最初にこのお話をいただいた時はとても驚きました。これまで舞台主演の経験はありつつも、ミュージカル出演自体が初めてでしたので、自分が主演を務めさせていただくとは全く想像もしておらず、不意をつかれたような感覚でした。
周りのキャストやスタッフの皆さんにたくさんお力を借りることになるとは思いますが、皆さんと一緒に、この素敵な物語と清志郎さんの楽曲を多くの方々へお届けできるよう、全力で挑みます。

忌野清志郎の音楽に彩られた「ミュージカル『JUMP』〜ヨルがオちてくるそのマエに〜」。来年、ぜひ体験した舞台作品だ。

 


INFORMATION
ミュージカル『JUMP』〜ヨルがオちてくるそのマエに〜

■音楽
忌野清志郎

■脚本・演出
塩田泰造

■音楽監督
阿部篤志

■ステージング・振付
屋良朝幸

■出演
矢花黎(B&ZAI)/五百城茉央(乃木坂46)/武田真治/もも(チャラン・ポ・ランタン)/温水洋一/山本亨/秋野祐香/嶋村太一/北村沙羅/西澤香夏/斧出拓也/全原徳和 ほか

■公演日時・会場
2027年1月18日(月)~2027年2月7日(日)
THEATER MILANO-Za (東急歌舞伎町タワー6階)   

■チケット料金
S席:11,000円
A席:9,000円 (全席指定・税込)

■問い合わせ
サンライズプロモーション:0570-00-3337(平日12:00-15:00)
※会場等、上記問合せ窓口以外にお問い合わせいただいても、ご回答できかねますのでご了承ください

■公式HP
https://musical-jump.com/

■公式X
@jump_musical

■主催
ミュージカル『JUMP』製作委員会

 


■スタッフプロフィール
脚本・演出:塩田 泰造(しおだ たいぞう)
脚本家・演出家。劇団〈大人の麦茶〉を主宰。下北沢ザ・スズナリ、紀伊國屋ホールなどで数多くの作品を上演。ハロー!プロジェクトとの提携公演も多数手掛ける。TVシリーズ「神ノ牙-JINGA-」と連動した舞台を銀河劇場で上演。万博やテーマパークでの演出経験も豊富。ドキュメンタリー「詩人 谷川俊太郎」では文部科学大臣賞を受賞。

音楽監督:阿部篤志(あべ あつし)
岡山県出身。ジャズを基にあらゆるジャンルの音楽に活動の幅を拡大。自身のジャズ・トリオの演奏活動のほか、「障子の国のティンカーベル」や兵庫県立芸術センタープロデュース「レイモンド・カーヴァ―の世界」の音楽監督、〈白松が最中〉〈三昭堂〉のCM作曲など多岐にわたって活躍。オーケストラをはじめ、東儀秀樹、葉加瀬太郎、森山良子、一青窈、石丸幹二、河村隆一、May J.などアーティストのライブサポートやレポ―ディングにも参加。2008年の『ピエロの唄』よりソロ作を発表し、海外公演も多数。

振付:屋良 朝幸(やら ともゆき)
千葉県出身。アーティストとしてはもちろん、振付、演出、ライブプロデュースも担い、活躍中。2025年、アーティストネームを〈THE YARA〉にチェンジし、楽曲をリリース。WWFジャパンアースアワーサポーターとして、〈地球〉のためにエンターテイナーとしても積極的に活動にもしている。また、沖縄にルーツをもつ屋良の親戚で結成されたユニット〈屋良チルドレン〉として、2026年8月23日に“カミアシビ”をデジタルリリース。沖縄から世界へ平和を発信中。今年10月に開催される「THE RE:BORN CHASING DISCOTHEQUE LIVE」では総合プロデュースを務める。

■キャストプロフィール
矢花 黎(やばな れい)
東京都出身。B&ZAIのメンバーとして、グループではエレキベースとバンドマスターを担当。音楽大学ではギター・ベースを専門に学び、その他ドラム・キーボード・ブルースハープなど様々な楽器演奏を特技とする。俳優としても活躍の場を広げており、近年の主な出演作に舞台「モボ朗読劇『二十面相』〜遠藤平吉って誰?〜」(2021年)主演、「ガーすけと桜の子」(2023年)主演、ドラマ「なれの果ての僕ら」(2023年)、「マイストロベリーフィルム」(2024年)クワトロ主演、「ミッドナイト屋台2〜ル・モンドゥ〜」(2025年)など。

五百城 茉央(いおき まお)
兵庫県出身。2022年に乃木坂46の5期生としてデビュー。歌手活動にとどまらず、映像・ナレーション・ラジオパーソナリティーなど多方面で抜群の存在感を発揮している。近年の主な出演作にドラマ「MADDER その事件、ワタシが犯人です」主演(2025年)、ナレーション「わたしの通学ロード」(2023~2024年)、ラジオ「らじらー! サンデー」隔週偶数週レギュラーなど。

武田 真治(たけだ しんじ)
北海道出身。第2回 JUNONスーパーボーイコンテストのグランプリ受賞し、1990年に俳優デビュー。以降、映画・ドラマ・バラエティなど様々なジャンルでの活動が光る。近年の主な出演作に舞台「ミュージカル『SONG WRITERS』」(2024年)、「ダンス オブ ヴァンパイア」(2025年)、「破果(パグァ)」(2026年)、映画「キングダム 運命の炎」(2023年)、ドラマ大河ドラマ「青天を衝け」(2021年)、「南くんが恋人!?」(2024年)、「君の好きは無敵」(2026年)など。10月より放送の連続ドラマW「マイ・スイート・ホーム」に出演予定。

もも
姉の小春との姉妹ユニットであるチャラン・ポ・ランタンのメンバーで唄を担当。2016年にドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」で初のテレビドラマ単独出演し、同年ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のオープニングテーマに起用される。2021年に独立。会社を経営しながら映画やドラマ、演技、CM、声優など多岐にわたり活動している。近年の主な作品に舞台「くるみ割り人形外伝」(2023年)、「三文オペラ歌舞伎町の絞首台」(2025年)「超、Maria」(2026年)、ドラマ「トットちゃん!」(2017年)など。

温水 洋一(ぬくみず よういち)
宮崎県出身。1988年より数々の舞台出演を経て、個性的な風貌とキャラクターで人気を集め、現在、舞台・映画・ドラマ・バラエティ・CMと幅広く活躍中。2017年に出演の舞台「管理人」(演出:森新太郎)で紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。近年の主な出演作に舞台「ケムリ研究室no.4『ベイジルタウンの女神』」、「アリババ」「愛の乞食』(2025年)、映画「ホーンテッドマンション」日本版声優(2023年)、「ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~」(2025年)、ドラマ「ムショラン三ツ星」、「リラの花咲くけものみち2」(2026年)など。26年10月より舞台「蛙昇天」に出演予定。

山本 亨(やまもと あきら)
滋賀県出身。1979年、ジャパンアクションクラブ入団。坂東玉三郎演出の舞台「なよたけ」「天守物語」に出演。近年、劇団☆新感線やパルコ、新国立劇場、椿組野外劇等に出演、そして長塚圭史、蓬莱竜太、福原充則、などの劇団への客演など多彩な活動を続けている。近年の主な出演作に舞台「ミュージカル『刀剣乱舞』陸奥一蓮」(2024年)、「きたやじ オン・ザ・ロード〜いざ、出立!!篇」、「幻冬舎Presents 劇団扉座 第80回公演『つか版・忠臣蔵2025』」(2025年)、舞台『てらこや青義堂 師匠、走る」(2026年)、ドラマ「半沢直樹」(2020年)、連続テレビ小説「おかえりモネ」(2021年)など。

■忌野清志郎について

©︎Takayuki Abe

1951~2009年。バンドマン。1968年、高校在学中にRCサクセションを結成。1970年、“宝くじは買わない”でデビュー。”雨あがりの夜空に””スローバラード”、坂本龍一との”い・け・な・いルージュマジック”、清志郎に似た人物が率いるTHE TIMERS“デイ・ドリーム・ビリーバー”など多種多様なヒット曲を放ち、日本のロックを代表する存在となる。バンド活動休止後もソロ活動のほか、さまざまなバンド・ユニットで活動。映画・ドラマ出演や絵本の執筆、サイクリストなど活動は多岐にわたる。

■高橋Rock Me Babyより寄稿

’50年代に生まれ、
’60年代にバンドを結成し、
’70年代にデビューするも、すぐに暗黒の季節に入り、
’80年代に復活して、一世を風靡して、
’90年代には数々のトピックを巻き起こし、
2000年代にはKINGと呼ばれ、GODと敬われ、Dreamerにまでなった男。
どれほどの奴らがこの男の歌に励まされたことだろう。
どれくらいの人たちが彼の歌に救われたことだろうか。
一体、どれだけの人間がこの男に夢を見たのだろうか。

KING OF LIVE!
GOD OF ROCK!
DREAMER OF SOUL!

紹介しましょう! 完全復活祭へよォーこそ!

忌野清志郎!

これは2008年2月11日 忌野清志郎 日本武道館 完全復活祭 パンフレットの序文だ。
こんなバンドマンの音楽をテーマにしたミュージカルなら、観ないわけにはいかない。 
きっと何かをプレゼントしてくれるだろう。

それが愛なら最高だ。

高橋Rock Me Baby