こんにちは、fhánaの佐藤純一です。ようやく秋らしくなってきましたね。fhánaは現在、結成15周年ツアー〈Worldlines〉の真っ最中。そんな中、最近よく聴いている3曲をご紹介します。
まずはCorneliusの“Twisting & Glistening”。アルバム『Refractions』からの一曲です。細かくエディットされた音、左右を行き来する音像、残響まで含めて、とにかく音の配置が気持ちいい。曲を作っているというより、〈音が存在する空間そのもの〉を設計しているような感覚があります。それでいて実験的なだけではなく、ちゃんとポップで身体的なグルーヴもある。音楽制作をしているとメロディーやコードに意識が向きがちですが、〈音をどこに置くか〉だけでもこんなに音楽はおもしろくなるんだ、と改めて思わされます。
2曲目はPAS TASTAの“LAG”。ウ山あまね、Kabanagu、hirihiri、phritz、quoree、yuigotによる6人組のプロジェクトです。ハードな音が次々と押し寄せる圧倒的な情報量とスピード感。それでもKabanaguさんのエモーショナルな歌が芯にあるので、ちゃんと〈歌もの〉として聴けるのがおもしろい。複数のクリエイターがそれぞれの個性を持ち寄り、一つのポップスを作るという在り方にも惹かれます。
最後はtayoriの最新シングル“ヘヴン”。透明感のあるisuiさんの歌声と、どこか懐かしさを感じる伸びやかなメロディー、視界がぱっと開けていくようなバンドサウンドがとても気持ちいい曲です。このtayoriは、もともとrakuさんとtazuneruさんがIsletという2人組で音楽を作っていて、そこに歌い手として活動していたisuiさんがコラボで参加したことをきっかけに生まれたユニット。実はこの成り立ち、僕らfhánaにも少し似ています。fhánaも最初はコンポーザー3人で活動を始め、ゲスト・ヴォーカルとして参加していたtowanaが後に正式加入して現在の形になりました。なのでtayoriの結成経緯を知った時には、勝手ながらちょっと親近感を覚えました。11月にはEP『Mirage』もリリースされるとのことで、こちらも楽しみです。
佐藤純一
kevin mitsunaga、towanaと組んだユニット、fhánaの作曲とプロデュースを担当。fhánaとしては結成15周年を記念した新曲“Back to Back”(NEW WORLD LINE)を配信リリースしたばかりです。この秋に開催された15周年ツアー〈fhána 15th Anniversary Tour「Worldlines」〉も大盛況のうちに終了し、追加公演として11月29日(日)に香港・CHAMAME公演の開催も決定しています! その詳細も含む最新情報は〈http://fhana.jp/〉にてチェックを!


