こんにちは、fhánaの佐藤純一です。すっかり梅雨も明けて、一気に夏模様ですね。うだるような蒸し暑さに負けそうな今日この頃ですが、皆さんはお元気でしょうか?
こんな時期ですから、冷房の効いた映画館でゆっくり映画鑑賞でもいかが?……ということで、早速今月のレコメンド1曲目はマイケル・ジャクソン“Human Nature”。映画もとっても良かったですが、人間の本性、人間らしさという言葉が示す通り、人が誰かに惹かれ、孤独を抱え、それでも世界と繋がろうとする姿を描いている名曲だと思います。40年以上前の楽曲ですが、時代を超えて愛され続けるのは、この曲が人類共通の感情に触れているからなのかもしれません。スティーヴ・ポーカロによる印象的なコード進行、クインシー・ジョーンズの洗練されたプロダクション、そしてマイケルの儚くも美しい歌声。そのすべてが〈人間らしさ〉というテーマに奉仕していて、聴くたびに心が浄化されるような気持ちになります。
続いての冨田ラボ“二人の天照”は、冨田恵一さんのキャリアの中でも特に好きな一曲です。緻密に組み上げられたサウンドの中に、どこか人肌の温度がある。さらに原口沙輔さんがなんと作詞で参加。言葉選びが現代的でありながら神話的でもあり、ヨウさんの歌声がその世界を軽やかに空へ運んでいきます。音数は決して少なくないのに、すべての音が呼吸しているように感じられる。J-Popの持つ豊かさと可能性を改めて実感させてくれる作品です。
そしてPerfume“コールドスリープ”。25年という長い旅路の先で、このタイトルを掲げること自体がPerfumeらしいなと思いました。永遠に走り続けるのではなく、一度眠りにつき、未来に希望を託す。その姿勢に美学を感じます。僕自身、fhánaとして15周年を迎えた今だからこそ、この曲に込められた時間の重みや、続けることの尊さが胸に響きます。活動を続けることは決して当たり前ではない。だからこそ、また目覚めるその日まで、この曲を聴きながら待っていたいと思います。
そんな僕らの旅路は、まだまだ続きます。いよいよ9月からは15周年ツアーが、名古屋・京都・東京で行われます。現在、チケット一般発売中ですので、この当たり前じゃない15周年を一緒にお祝いしてもらえたら嬉しいです。
LIVE INFORMATION
〈fhána 15th Anniversary Tour 2026 Worldlines〉
2026年9月19日(土)愛知・名古屋 SPADE BOX
2026年9月20日(日)京都・烏丸 KYOTO MUSE
2026年10月12日(月・祝)東京・有楽町 ヒューリックホール東京
佐藤純一
kevin mitsunaga、towanaと組んだユニット、fhánaの作曲/プロデュースを担当。7月29日にはfhánaとして歌唱を担当した“goldenfield”を含むKeyの『anemoi Original Soundtrack』(ビジュアルアーツ)がリリースされます。さらにはいよいよ近づいてきた秋の15周年ツアー〈fhána 15th Anniversary Tour「Worldlines」〉の詳細も含めて、その他のさまざまな最新情報は〈http://fhana.jp/〉にてチェックを!


