まだまだ進化中! エネルギッシュなライヴ感を湛えた電撃姫たちの次なる一手は、パワーもパッションもソウルもビリビリと放出しまくる強力作だよ!
四国は松山から全国にその名を轟かせるご当地アイドル、ひめキュンフルーツ缶。ステージ・デビューから約4年、現体制の5人になってから2年半あまりとなる彼女たちだが、ラヴリーなグループ名とは裏腹な熱量の高いパフォーマンスは、すでに全国のアイドル・ファンに知れ渡っているところ。しかし、そういった賞賛の声に甘んじることもなく、彼女たちはまだまだ進化中だ。
「裏声で歌うとプロデューサーの伊賀(千晃)さんから怒られるので、最近はずいぶん地声が張れるようになったかな」(奥村真友里)。
「歌うときにものすごく緊張してたんですけど、最近はリラックス……まではいかないですけど、ガチガチな感じじゃなくなったかなって思います」(河野穂乃花)。
「ライヴのとき、以前はずっとヘラヘラニコニコしてるばかりだったんですけど(笑)、最近は表情をつけられるようになって、それはファンの人にも気付いてもらえたみたいで嬉しかった!」(岡本真依)。
そんななか届けられたのが、ニュー・アルバム『電撃プリンセス』。
「作る前からワクワクしてて、実際にレコーディングも楽しくって」(真依)。
「レコーディング中に伊賀さんから、〈もっとおらぶ(叫ぶ)ように歌え〉って言われておっきい声で歌うことを意識したんですけど、おかげでかなりライヴ感のあるアルバムが出来たと思います」(真友里)。
「『情熱、エモーション。』(2013年リリースのメジャー・ファースト・アルバム)をいま思い返すと、曲をちゃんと表現できてるかっていう部分で〈ん~〉って思うところもあるんですけど、今回は全体的に勢いがあるし、ライヴ感みたいなものもあるし、ノリの良いアルバムになったかなって思う」(谷尾桜子)。
……と振り返る今作は、超エモーショナルなナンバー“電撃フラストレーション”を幕開けに、「全体的にオトナっぽい曲で、去年だったら出来上がってなかった曲」(菊原結里亜)という“飛びかうフール”、「〈愛の形、成り立ちは心を受け取ることを言う〉という歌詞を見て、ここは私が歌いたい!と思いました」(真依)というエレクトロニックなダンス・チューン“空っぽ、、、アイツ”、パワー漲るドラマティックなナンバー“浮世シグレ”、「四国四県のお祭りのフレーズを盛り込んだ曲なんですけど、ひとりでガヤを入れるのがちょっと恥ずかしかった~(笑)」(穂乃花)という“リベンジ -虎の巻-”、和テイストのサウンドを盛り込んだハード・チューン“クライムクラウン”、「ロックな曲が多いので、気持ちの持って行き方が難しかったんですけど、5人の声がそれぞれ入ってて、いまのひめキュンの力を出し切った曲になったかな」(桜子)というラストを飾るバラード“君と描いた未来”など、グループのスキルアップに沿ってヴァリエーションを広げた新曲をたっぷり(13曲中10曲)と聴かせながら、グループのパワー、パッション、ソウルもろもろをビリビリと感じさせてくれるものになっている。
「前回のアルバムを出して、2月ぐらいまでツアーして、そのあとにシングルを3つ……おっきいイヴェントとかに出させてもらうと、〈ひめキュンってすごいね〉って言われたりするんですけど、曲をちゃんと知ってくれてた人って少なかったと思うんです。今回のアルバムは、そういう人たちにも必ず届けたいですし、1月から始まる過去最長のツアー(5月までに海外を含む全25公演!)でも〈これがひめキュンだ!〉っていうものをもっと見せていきたいですね!」(結里亜)。
▼『電撃プリンセス』からの先行シングルを紹介
左から、2013年の“モラトリアム”、2014年の“ハルカナタ”“パラダイム”(徳間ジャパン)
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