インタビュー

怒髪天製の新シングル放つひめキュンフルーツ缶、“想い出の九十九里浜”カヴァーに挑戦したLa PomPon ~秋の良品アイドル盤

【ZOKKON -candy floss pop suite-】 第57回 Pt.1

ひめキュンフルーツ缶
伊予のスピリットと人情の漲るニュー・シングル!!

 愛媛から全国にその名を轟かせる5人組、ひめキュンフルーツ缶。誕生から6年、現編成で4年以上の活動を通じ、アウェイの現場も数多く経験してエネルギッシュでパワフルなライヴ・パフォーマンスを信条とする彼女たちの魅力はアイドル・ファン以外にも知れ渡っているところだが、今年1月に地元のひめぎんホールで開催したワンマン・ライヴを以て〈第1章〉を完結。2月のアルバム『天国ギミック』からの活動を〈第2章〉と位置付け、みずからをさらに奮い立たせてきた。 *ピ~ス!久保田 

谷尾桜子「ライヴの疾走感や勢いを武器として培ってきたけれど、それだけで押し切るのは限界だなって思って、去年の夏に振付の南流石先生と合宿に入ったり、ひめぎんホールのライヴで新しい可能性を打ち出せるよう準備をしていったんです。〈第2章〉のスタートとは言っても、終わりのないスタートを切った感じとでもいうか……」

河野穂乃花「いままで持っていなかった新しい武器を磨いていこうっていう、意識を高めるために〈第2章〉と宣言した感じではあります。『天国ギミック』リリース時のツアーでは、セットリストもいままでの定番パターンみたいなものを一度崩して、それでもイケるぞっていうものにしたり」

菊原結里亜「毎回セトリが違ったから、次は何がくるんだろう?ってワクワクするツアーにできたんじゃないかなって思います」

奥村真友里「難しいチャレンジではありましたけど、最後に追加公演が決まって、そのあたりで手応えを感じることができて」

岡本真依「追加公演あたりでは、〈セットリストに入り込む〉っていう感覚がわかってきて。歌を噛みしめるっていうのも大事なんだけど、〈入り込む〉ことで、〈伝えよう〉とかそういう気持ちが自然と前に出ていったような気がしました」

ひめキュンフルーツ缶 伊予魂乙女節 徳間ジャパン(2016)

 そのように士気を上げる5人に用意されたニュー・シングル、これがまたアツい! 作詞を増子直純、作曲を上原子友康……つまり怒髪天のペンによる“伊予魂乙女節”は、度胸と純情、熱血を注入した人情味溢れる歌謡ロック調のナンバーで、ひめキュンフルーツ缶でしかエンターテインさせることができないであろう一曲!

真友里「洗練されたカッコ良さじゃなくて、泥くさいカッコ良さとか強さが出てる曲です。田舎育ちの私たちにはぴったりだなって。都会のアイドルには歌ってほしくないです(笑)」

真依「たくさんの人に聴いてもらえそうな曲。追加公演で初披露したんですけど、ファンの皆さんもすぐ覚えてくれましたし、幅広い年齢の方に届きそうな曲だなって」

結里亜「曲自体は親しみやすいですけど、ひめキュンとしては新しさも感じますね」

 新しさという意味では、カップリングの“プラスチックラブ”も。ひめキュンの音世界を作り上げてきた井上卓也による〈らしさ〉全開のサウンドながらも、歌詞にはいつになく〈愛〉〈LOVE〉がいっぱい!

穂乃花「〈オマエらしっかりしろよ!〉みたいなことを歌う曲が多かったから(笑)」

桜子「私たちもオトナになったってことかな。でも、ここでの〈愛〉は、恋愛だけじゃなくて、家族愛とかメンバー愛とかそっちの意味にも取れるものですね」

 4年ぶりの〈TIF〉出演も話題になった夏以降もさらにギアを上げ、〈第2章〉の果てなき道を突き進む5人。最後に、現時点での野望を改めて訊いてみた。

真依「ひめキュンのお客さんは、ライヴで〈動いてナンボ〉みたいなのを楽しみにしてるところがあると思うんですけど、それだけじゃなくて、〈聴かせる歌〉をたくさん盛り込んでも〈楽しかった!〉って言ってもらえるような、ひめキュンのいろんな側面を見せたいですね。やっぱり、新しく得るものがないとつまらないだろうし、〈常に何か追いかけてるよね、あいつらは〉って言われる存在でありたいです」

 

 

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