LIV MOONやAldious、Cyntiaの登場を皮切りに、じわじわと増加傾向を見せてきた日本のガールズ・メタル・アクト。世界ツアーの成果か初作がビルボードのワールド・アルバム・チャートでNo.1になったBABYMETAL、自身主導の制作で深い鋼鉄愛を感じさせた喜多村英梨などアイドルや声優シーンからも良作が届くなか、2014年はメジャー移籍を果たしたMary's BloodやCROSS VEINをはじめ、注目バンドが軒並み新作をリリースしたという豊作の年だった。
BRIDEAR、DESTROSE、妖精帝國……と数え上げればキリがないが、重く技巧的な様式美を個々の手法で追求しつつ、艶やかなメロディーで聴き手を悩殺。年末には元モデル&レース・クイーンのyurica率いる新人、LAST MAY JAGUARのデビューもあったりと、シーンの賑わいはまだまだ続きそう。
▼関連作品
左から、Cyntiaの2014年作『Limit Break』(Colorful)、喜多村英梨『証×明 -SHOMEI-』(スターチャイルド)、CROSS VEIN“Maid of Lorraine”(ビクター)、LAST MAY JAGUAR『Ready for...』(Colourful)
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