bounceでは何度も紹介しているレーベルだが、コンピ『Family』も発表したPlaywrightは2014年もいよいよ絶好調だった。所属アクトに共通するのは、受け手がジャズやポスト・ロックなどと細かく成分を分析する必要もなくシンプルにインスト作品として楽しめる気安さを持ち併せていること。そんな親しみやすさと演奏のスピード感が愛され、看板アクトのfox capture planTres-menスティールパン・バンドのWAI WAI STEEL BAND、そして新ピアノ・トリオの……と着実にタイトルを重ねているが、新年にはさらなるチャレンジもある模様だ。

【参考動画】fox capture planの2014年作『WALL』収録曲“疾走する閃光”

 

【参考動画】PRIMITIVE ART ORCHESTRAの2014年作『HELIX』収録曲“Blue Mist”

 

 なお、同レーベル所属ではないものの、近い広がりを窺わせるという意味で、『TENT』を発表したtoconomaの動向にも注目しておきたい。

【参考動画】toconomaの2014年作『TENT』収録曲“relive”

 

▼関連作品

左から、Tres-men『Let's Get Going!』、bohemianvoodoo『Aromatic』(共にPlaywright)
※ジャケットをクリックするとTOWER RECORDS ONLINEにジャンプ