シルヴィアン自身のSamadhisoundよりリリースされる新作は、ピューリッツァー賞受賞のアメリカの詩人、フランツ・ライトとのコラボ作。クリスチャン・フェネス、ジョン・ティルバリーが参加。シルヴィアンがライトの力強いポエトリー・リーディングにコンポジションを付し(『マナフォン』での大友良英、中村としまるとのセッションからのサンプルも使用しているそうだ)、フェネスがその独創的な世界をアトモスフェリックなトリートメントによって、また、AMMでの活動でも分かる様に、即興と作曲の狭間を奏でるティルバリーの感性により、補完し合い、その驚くべき新たな音の探求への道筋をまた見せつけてくれた。