別働プロジェクトも走らせながら、珠玉の電子ポップを送り出し続ける3人から届いた2作品!
リーダーの荒木正比呂によるフォークトロニカ・プロジェクト、tigerMosのファースト・アルバム『TIGERMOS』に続いて、名古屋のレミ街が2作品を同時に発表した。
まず5年ぶりとなる3作目『フ ェ ネ ス テ ィ カ』は、幽玄なサウンドスケープとプリミティヴなビートが織り成すエレクトロニカを基調に、厚みのあるオーケストレーションを大胆に導入。シネマティックなスケール感を獲得する一方で、深谷彩のイノセントなヴォーカルが変わらず繊細な表情を見せる。さらには、アイリッシュ・トラッドからレゲエ~ダブに至る独自のエクレクティシズムも健在で、Spangle call Lilli lineやLLama、フォー・テットにフェネスまで、幅広いアクトのファンにリーチすることだろう。
そしてもう一枚は、今年4月に行われた初のホールでのワンマン・ライヴで共演を果たした中学生コーラス隊とのコラボ盤『the dance we do』。こちらはミュージカルと童謡の中間のような作風が非常に印象的だ。