初期のX(後のX JAPAN)をはじめとする80~90sのヴィジュアル系直系のメイクと、往年の日本産メロディック・スピード・メタル的なサウンドを武器にしながら、アンダーグラウンドなパンク/ハードコア・シーンを中心に活動するユニークでメタ(?)なスタンスのバンド、SEX VIRGIN KILLER。同グループでヴォーカル/ギターを務めるmasaが、ソロ名義ASAM(アサム)でアルバム『I』をリリース。同作のイメージ・ビデオが公開された。
本隊でのイメージのままにこの映像を観てしまうと、ステファン・オマリーの仕事か?と思わせる暗黒系のドローンに裏切られること必至。とはいえ例の髪型のmasaが映されたり、Xばりの刹那系の歌メロがまぎれ込んだり……やっぱり一筋縄ではいかない! それもそのはずで、アルバムのサウンド・プロデュースはSEX VIRGIN KILLER本隊とも仕事をした策士、BorisのAtsuo(FANGSANALSATAN名義でデザインも担当)、そしてマスタリングは中村宗一郎が手掛けており、その内容が俄然気になるところだ。なお、アルバムは3月1日に東京・池袋手刀で行われるバンドの自主企画(対バンはENDONとDISGUNDER!)の会場限定でリリースされるとのことで、これは行かなきゃマズいですね。