Mikiki編集部員とTOWER DOORS担当・小峯崇嗣が最近トキめいた邦楽曲をレコメンドする毎週火曜日更新の週刊連載〈Mikikiの歌謡日!〉。今回は第90回です。紹介した楽曲はSpotifyのプレイリストにもまとめているので、併せてお楽しみください。 *Mikiki編集部
【田中亮太】
GOING UNDER GROUND “ビーチパーティー”
ゴーイングの新曲は先にリリースされた“望郷東京2020”と同じく、バンドがリモートでレコーディングしたものを曽我部恵一さんがミックス。シューゲイザー/ドリーム・ポップ的な浮遊感のあるメランコリアを、曽我部さんならではのロウな音作りが際立たせています。訪れなかった夏を心に刻み込む、今年最後のサマーソング。
periwinkles “What Do You Know About Me?”
新潟を拠点に活動している2人組ガールズ・パンク・バンドの新曲。尖ったギター・サウンドと歪んだドラムに乗せて、〈私の何を知ってんの? 知らないよね 出てけ〉と不機嫌に放つ。いい! アルバム 『21』 は明日12月16日(水)にリリース。
DE DE MOUSE “Ddg(Track)”
ジャングルからバングラ・ビートを取り込んでいく構成も最高な新曲。同時に公開されたUKベース/ダブステップ的な“Dbp(Track)”と合わせてグッときました。やっぱりダンスフロア・マッドネスなデデさんが好きですね。
【酒井優考】
Tsubusare BOZZ “SWIMMER RAG”
Corneliusの『FANTASMA』が大好きで、Plus-Tech Squeeze Boxの『Cartooom!』も大好きで、もう二度とそういうアーティストのそういう作品にはお目にかかれないと長らく肩を落としていたんですが、その血脈を受け継ぐ(と勝手に思ってますがいいよね?)つぶされぼっずさんは本当に希望の塊です。ああいう音楽好きの僕たちをハイテンションにしてくれてありがとうございます。
SuiseiNoboAz “それから”
先週リリースのアルバム『3020』より。大名曲“liquid rainbow”から、マレーシアの民謡を用いて正統進化させた“3020”があり、その“3020”からサックスや高音ベースによってさらに孤独感を強めた“それから”。確かに孤独なんだけど、〈あの希望には必ずパート2があるぜ〉っていう歌詞。超カッコいい。
Roomania “スノウドロップ”
ある日突然TwitterでDMをいただいた、鳥取・島根で活動する4人組ギターポップ・バンドの新曲。ヴォーカルhiroの歌声に往年のメロトロンみたいな音が絡んでて、そこに雪っぽい鈴の音も響いてまさに冬景色。
「【#6 ガチンコ ザ ホルモン2】ホルモンの新曲「俺ならこう歌う選手権!!」開幕!(前編)」
簡単に言えば、〈ホルモンの新曲を10人のヴォーカリストが歌う〉っていう企画なんだけど、ちょっと参加(予定)メンバーがすごすぎて言葉が出ないです。早く後編が観たい!!