結成30周年の節目に今年2枚目になる新作が到着。前作に続きシュガー吉永をプロデューサーに迎えているが、作風は真逆と言える仕上がりだ。まずハードコア衝動をまき散らす暴虐性に圧倒される。痛快このうえない。しかも聴けば聴くほど得体の知れない広がりと奥行きが楽曲から感じられ、何度もリピートしてしまう。さらに3曲ほどサックスを取り入れたアレンジもあり、やりたい放題のセンスにも感服した。