サンフランシスコのデュオによる5作目。ギター/ヴォーカルとドラムスのみという編成から、ホワイト・ストライプスブラック・キーズなどと比較されてきた彼らだが、サドル・クリークからのリリースを経て、オルタナ風味なギターの響きとメランコリックなメロディーラインという独自の音楽性を突き詰めてきた印象だ。絞り出すような歌い方も手伝い、胸を締め付けるようなリアリティーが迫る。