ベイエリアのガレージ・バンド、カッツの元ベーシストによるこのソロ第1弾が、カセットでの超ロング・ヒットを経て今年1月に待望の初CD化。70sファンクの影響をポップに消化した爽やかなブルーアイド・ソウルは、レーベル内でも異色だ。ビン・ジ・リン好きにオススメしたい。 *山口
北海道生まれ/アルゼンチン在住の青年によるこの初作は、当初バーガーからカセット限定で発表されました(後にCD化)。まるでジョルジオ・モロダーをチルウェイヴ・マナーで咀嚼したようなサウンドが、トロ・イ・モワの2作目より前に作られていた事実に驚きます。 *小泉
酔いどれカウボーイ、ウォーレン・トーマス率いるカントリー・フォーク・バンドの2作目。人懐っこいヴィジュアルからは想像もつかない、陰気でシュールな音世界はレーベル内でも異質のオーラを放っています。ジョニー・キャッシュ気取りのドスの利いた渋い歌声がカッコイイ! *中井
現行インディー・ポップに造詣の深い東京の女子DJチーム、Twee Grrrls Clubが束ねたレーベル・コンピ。今回の特集で紹介しているアーティストはもちろん、リック・メンクやマシュー・スウィートといった大御所のナンバーも収めていて、バーガーの層の厚さを確認できる。 *山口
当初はレーベル・カラーに沿った青臭いガレージ・ロックを展開していたけど、作品を重ねるごとにヴェルヴェット・アンダーグラウンド的なリリシズムを備えていった4人組。この最新作ではシューゲイザー風の轟音を鳴らし、『White Light/White Heat』をモダンに解釈してみせました。 *中井
バーガーの看板娘的な存在である双子デュオ。ラヴリーな見た目はもちろん、西海岸特有のほんわかドリーム・ポップと、60sガールズ・ポップを意識したメロディー&コーラスのマッチングに胸キュン必至。評論家筋からも好評だった本EPを聴くたびに、アルバムが待ちきれなくなります。 *中井
ブラック・キーズのサポート・メンバーとしても活動する鍵盤奏者のソロ・ユニット。フォクシジェン顔負けのサイケ・ガレージにエレクトロ・ポップ要素を合体させ、妙にグルーヴィーで、何ともチープな音世界を創造しています。ファット・ポッサムや4ADも獲得に動いている逸材! *小泉
スケボーにも乗れないし、ダンスもヘタクソ――そんなPVが大ウケしたNYのガールズ・バンドによる初作。バーガーの十八番である手作り感たっぷりのどんどこガレージ・ポップから、デルタ5を思わせるファンク・パンク、90sライオット・ガールズ系のナンバーまで、粒揃いの全11曲! *中井
LAの現役女子高生2人+男子1人によるこの初作は、バーガー印のペナペナなガレージ・ポップにエレクトロ・シューゲイザー味を加えた、青春度数高めのドリーミーな出来映え。エディ・スリマンがショウのBGM制作を依頼するなど、ファッション業界からも大注目されています。 *小泉
ジェフ・ザ・ブラザーフッドやナチュラル・チャイルドと同じ音楽コミュニティーから飛び出した、古き良きロックンロールをいまに伝えるバンド。煙草の煙とウイスキーの匂いにまみれた激ブルージーなサウンドは、キティ・デイジー&ルイスなんかと並べて聴くのがよろしいかと。 *小泉