ブラック・リップスとの共演を通じて一目置かれる存在となったデトロイトのガレージ・ソウル歌手。レニー・クラヴィッツやヘヴィにも比肩する、ダイナミックで程良く淫靡かつサイケなこの初作が日本でロングセラーを記録したことで、バーガーに興味を持ったリスナーは少なくないだろう。 *山口
結成24年を迎えてもキム・シャタックの曲作りの腕は衰え知らず。カリスマ的な人気を誇る同バンドの10年ぶりとなるアルバムがバーガーから出たことで、レーベルのイメージは確実にアップしたと思う。ピュアなパワー・ポップ/ガレージ・パンクを満載したゴキゲンすぎる一枚だ。 *山口
こちらのナッシュヴィル発のブルース・ロックンロール・バンドはレーベルの男気担当!? 野性的なシャガレ声と筋肉質なブギウギ・サウンドを武器に、キャンド・ヒートやブルー・チアー好きまでを取り込みます。ダン・オーバックがお気に入りに挙げているのも頷けるね。 *中井
ゴールデン・ボーイズのメンバーによる初のソロ作。パンクな本隊とはイメージを変え、カントリーやフォーク色をガッツリ前に出した、テキサス産ならではの大らかな干し草ロックンロールを聴かせてくれます。野暮ったいメロディーとヘタウマな歌唱には、どこか憎めない魅力が! *小泉
オーストラリア発、ブリーディング・ニー・クラブのアレックス・ウォール嬢がドロップしたこのソロ第2弾は、80s西海岸風のスケート・パンクmeetsファズ・ポップな一枚に。鼻にかかったチャイルディッシュなヴォーカルと、つんのめり気味のガチャガチャした演奏がキュート! *小泉
ポップトーンズからのリリース経験もあるデトロイトのグループ。93年の結成以来、頑なに貫いてきたローファイなサイケ・ガレージが、いまのUSインディー・シーンにばっちりフィットしていることを証明した素晴らしい移籍作です。先人への敬意を忘れない点もバーガーの魅力! *中井
元ジャパニーズ・モーターズの一員で、プロ・サーファーとしての顔も持つアレックス・ノストが、楽器経験のない恋人と始めたバンド。〈ヴァカンス中のストロークス〉みたいなヘロヘロのギター・ロックは中毒性高し。現ピクシーズのパズもヴァイオリンにフルートにと大活躍しています。 *中井
ダヴィラ666の中心人物が、地元プエルトリコのガレージ・バンドとコラボした作品だ。ストゥージズ愛を剥き出しにしたゴリゴリの曲のみならず、ユルユルとトリップ感を煽るサイケ・ポップも披露。その気怠いムードが醸すボンクラ感は、いかにもバーガーが好みそうな感じか。 *山口
『Beibi』のリリースに合わせて作られたこの編集盤は、サード・マンやイン・ザ・レッドから発表したシングル曲や未発表音源がまとめて聴ける優れもの。ワルな雰囲気の正調ガレージを掻き鳴らしていて、ローリング・ストーンズやブロンディのスペイン語カヴァーもキマってる。 *山口
レーベルで1、2を争う美女、メリッサ・ブルックス率いるカリフォルニアはシールビーチの4人組が放った処女作。オールディーズ趣味全開の歌メロを乗せた夢見がちなガレージ・ポップが、クリームソーダみたいに甘く弾けます。うまく化ければハイムの座を脅かす存在になりそう。 *小泉