PASSPO☆らを擁するプラチナム・パスポート所属、メイドの格好をした5人組。そう書くとアレだけど、みずからアレンジも担うバンドの演奏力は文句ナシで、この初シングルではアメリカン・ハード系の“スリル”が特にゴツゴツとカッコイイ。アイドル性を否定しない包容力とギャップもいいですね! *轟
女優の瀧本美織をヴォーカルに、救急救命士や一児のママさんなど、普段は別の顔を持つ〈音楽したい女子〉が集って結成された5人組。とはいえ演奏力は相当なもので、アニメ主題歌にも抜擢されたこのデビュー・シングルでは、瀧本のクールなのにエモさが滲む歌唱を熱量高めのアンサンブルで支えています! *北野
結成は2007年、小学6年生(!)の時だというから、まだティーンにしてキャリア十分。〈中学生の美少女バンド〉〈現役高校生バンド〉と、常に若さを引き合いに出されてきた5人ですが、この最新ミニ・アルバムでは無理なく等身大のスタイルで直球勝負しています。“泣いてもいいんだよ”のカヴァーも絶妙! *轟
たんこぶちんのメンバーとは同じ小学校の同級生で、バンド活動の手ほどきを受けた先生も一緒だという唐津発の5人組。その若さに似合わず骨太でしっかりとしたロック・サウンドは、ディープ・パープルをパロったこのシングルのジャケからも伝わるはず。今年に入ってメジャー・デビューも決定済み! *北野
昨年のミニ・アルバム2作によってバンドとしての一体感を如実にアップし、ライヴハウスもアイドル・フェスも垣根なく盛り上げる現代的な〈バンド〉の在りようをいち早く示した4人。ギターふたりのハード趣味が丸出しになったナンバーもいい感じだし、この後のメジャー・デビューにも期待できそう! *轟
メンバーに女装家を含む変わり種が、昨年末のベース脱退を経てふたたび3人体制で送る最新EP。前作『BLUE』からさらにピコピコ度が増した4つ打ち曲があるかと思えば、〈夜をぶっとばせ!〉とか叫びたくなる荒々しくもグルーヴィーなナンバーも飛び出し、カワイイばかりじゃないことを主張してます! *北野
現役大学生トリオによる2枚目のシングル。映画「アオハライド」の挿入歌に選ばれたデビュー曲では切ない表情を浮かべていたけど、ここでは2000年代半ばのニューウェイヴ・リヴァイヴァルなUKバンドを思い出させるジャキジャキしたギター・ロックで、ダンサブルにキメています。 *山西
愛知のスクールで結成され、高校の卒業記念に作ったアルバムがタワレコのインディー・チャートで1位になって注目された5人組。全員が20歳になってのこの最近作は、安定したリズム隊を要とする演奏の確かさに、歌謡性も高いキャッチーなメロディーを装填した痛快な楽曲揃い。バラードも良いです。 *轟
全員が2002年生まれ、〈徳島が生んだ史上最年少のガールズ・バンド〉という触れ込みで話題を集めていたスリーピースの初EP。シンプルな演奏ながらもヒネリのあるメロディーとニューウェイヴ風の意匠がクセになる表題曲をはじめ、ピュアな歌唱を活かす素直でタイトな演奏がいい感じなのです。 *轟