先月にもこちらでお伝えした通り、新作『paradise lost, it begins』のリリースを6月3日に控える吉田ヨウヘイgroup。同作のリード曲“ユー・エフ・オー”のMVが公開中だ。


ショートドラマ仕立てとなった今回のビデオは、都市における日常の光と闇をさりげなく描いたもので、モデルの菊池ライアンと華歩が好演も光る。これまでも吉田ヨウヘイgroupのCDデザイン／MVを手掛け、最近ではミツメ“ささやき”やLUCKY TAPES“Touch!”のビデオや、話題の音楽サイト〈CARELESS CRITIC〉のデザインまで手掛ける関山雄太がディレクターを担当。

楽曲面でいうと、飛躍を遂げた前作『Smart Citizen』（2014）でアピールしたポスト・ロック／マス・ロック的な構築美も継承しつつ、より肉体的でアグレッシヴになったグルーヴを獲得。2本が緻密に連動しながら、ファンキーなカッティングから爆発するソロ・プレイまで大活躍のギター・ワーク、一層強調されたキーボードとreddamの女声ヴォーカル、効果的なループでアンサンブルを加速させるフルートなど、3分半のなかに成長と変化がしっかり刻まれており、新作への期待は高まるばかりだ。また、6月24日（水）には新作のレコ発ライヴが、NOT WONKとSaToAも迎えて渋谷WWWで開催される（詳細はこちら）。