2016年も残りわずか! あっという間に去りゆくこの年を賑やかに総括しようではないかという大宴会、その名も〈Mikiki忘年会2016〉を12月21日(水)に開催します! この愉快な忘年会を盛り上げてくれるのは4組。今年素晴らしいアルバムをリリースし、Mikikiでも大きくフィーチャーしたTAMTAMとCRCK/LCKS、WONKに加え、先日復活がアナウンスされた吉田ヨウヘイgroupが登場してくれます。いま聴いておくべき/観ておくべきグッド・ミュージック&パフォーマンスと共に、みんなで大いに呑みましょう! お待ちしております。
Mikiki忘年会2016
【日時/会場】2016年12月21日(水) 東京・月見ル君想フ
【開場/開演】18:30/19:00
【出演】吉田ヨウヘイgroup/TAMTAM/CRCK/LCKS/WONK
【DJ】大石始/柳樂光隆
【料金】前売 3,000円/当日 3,500円(いずれも+1ドリンク代別)
【チケット】10月22日(土)~ チケットぴあ(Pコード:314-095)
【問い合わせ】月見ル君想フ 03-5474-8115
吉田ヨウヘイgroup
フルートを担当していた池田若菜の脱退を機に、今年の2月以降は活動休止していた吉田ヨウヘイgroup(以下、YYG)が10月より再開! 連載〈吉田ヨウヘイgroupの“話を聞いたんだ”〉を掲載(このタイミングでの復活にも期待!)するなど、サイトのオープン当初からプッシュしてきたMikikiとしては、この〈Mikiki忘年会2016〉というハレの舞台でぜひパフォーマンスしてほしい!とオファーしました。リズム隊の2人は脱退したものの、吉田ヨウヘイ(ヴォーカル/ギター/アルトサックス)、西田修大(ギター)、reddam(ヴォーカル/キーボード)の3人に加え、2015年の最新作『paradise lost, it begins』時よりサポート・メンバーとして参加していたTAMTAMのクロ(ヴォーカル/トランペットなど)が正式加入。かねてから緻密なアンサンブルと趣向を凝らしたコーラス・ワークで〈和製ダーティ・プロジェクターズ〉などと評されてきたバンドだけに、この新体制でどんなサウンドを鳴らそうとしているのか……期待が高まります。今回はドラムスとベースを加えた6人編成での演奏を予定。サポート陣のリズム隊も豪華メンバーのようですので、お楽しみに! *田中亮太
TAMTAM
そして、YYGに加入したクロがフロントマンを務めるバンド、TAMTAMも〈Mikiki忘年会2016〉に出演! 優れたプレイヤビリティーに裏打ちされたシアトリカルなダブ・ポップで人気を集めてきた4人組です。今年の9月にリリースされた彼らの新作『NEWPOESY』は、先鋭的なビート・ミュージックや新世代ジャズと共振する、濃密なファンクネスに溢れたアルバムになっており、その凄まじいまでの格好良さでMikiki編集部員たちを続々とノックアウト。〈間違いなく、いま体験しておきたいバンドでしょ!〉と鼻息荒くオファーしました。『NEWPOESY』のリリース・ツアーを経て、バンドとしてもかなり仕上がっていることが予想され、さらに新作インタヴューの際にも〈対バンしたかった演者ばかりなのでメチャクチャ燃えています〉と熱量高めの発言が出ていたので、この日は相当に気合いの入ったパフォーマンスをカマしてくれるはず。これは観逃し厳禁ですよ!! *田中亮太
★TAMTAM『NEW POESY』のインタヴューはこちら
★TAMTAMのクロと沖メイ(ZA FEEDO)、吉田沙良(ものんくる)の鼎談はこちら
CRCK/LCKS
Mikikiによく登場してくれている石若駿(ドラムス)に井上銘(ギター)、菊地成孔率いるdCprGの正式メンバーでソロとしても評価の高い小田朋美(ヴォーカル)、ものんくるの角田隆太(ベース)、そして象眠舎での活動も精力的なリーダーの小西遼(サックスほか)から成るバンド。各々の卓越した演奏スキルを武器に、フリーキーな展開も見せながらあくまでもいまの時代のポップスとして鳴っていた初作『CRCK/LCKS』にぶちのめされたのも、個人的に今年の印象的な出来事でした。さらに、メンバー全員で登場してくれたインタヴューが高いアクセスを獲得したのも嬉しいところ。個性的なメンバーそれぞれが際立ったライヴ・パフォーマンスも好評ですが、各々が多忙なために公演数はちょっと少なめ……そんななか無理やりスケジュールを押さえて、今回出演してもらうことになりました! 圧巻のステージに期待してください。 *加藤直子
★CRCK/LCKS『CRCK/LCKS』のインタヴューはこちら
WONK
今年9月にリリースした初フィジカル作『Sphere』が〈タワレコメン〉に選出されたことも記憶に新しい、〈エクスペリメンタル・ソウル〉を掲げる4人組。今回競演するCRCK/LCKSの石若駿やKANDYTOWNのDianなど、いま音楽シーンで一番おもしろいと思う90年代前半生まれ世代のジャズ~ヒップホップな面々が参加した『Sphere』は、〈J・ディラ以降のビート・ミュージックを生バンドでやる〉をテーマに、ネオ・ソウルを軸にしたモダンな質感のサウンドで構築された素晴らしい一枚でした。彼らのインタヴューでも語られている通り、アルバムではサンプリングや打ち込みなども採り入れられていますが、彼らもまた卓越した演奏力に唸らされる生々しいライヴが魅力! ホーン隊や女性コーラス陣を従えたりなど、編成もさまざまとのことなので、今回はどんなステージになるか期待しましょう! *加藤直子